【CEATEC JAPAN 2011】
AQUOS PHONEが体験できるシャープブース、省エネ新ブランドも


 シャープのブースでは、携帯各社から発表、または発売されているAQUOS PHONEの体験コーナーを設けられている、また、スマートファミリンクによる大画面液晶テレビAQUOSとスマートフォンの連携デモ、GALAPAGOS STOREの体験コーナー、イー・モバイル製タブレット端末「A01SH」を中心とした、ビジネスシーンで役立つソリューションの提案などが見られる。プラットフォームにAndroid2.3搭載した専用タブレット端末を使った「電力見える化システム」の展示も行われている。

AQUOS PHONEが体験できるコーナーソフトバンクの最新秋冬モデルは、ボックス内展示にとどまった

 ソフトバンク向けモデルでは、夏モデルであるAQUOS PHONEでる「006SH」「007SH」「007SH J」「009SH」の実機を直接触れる。一方、秋冬モデルとして発表された「101SH」「102SH」「103SH」「104SH」は、残念ながらボックス内の展示に留まっている。「101SH」は、お風呂でメールをしたいという女性の要望に応えた、テンキー付きのモデル。慣れ親しんだフィーチャーフォンの操作性に、Androidの先進性を融合した、いわゆる「スマケー」のラインだという。

 NTTドコモ向けモデルでは、ツインカメラ搭載の「SH-12C」、置くだけで充電できる「SH-13C」が展示されている。「SH-12C」は、3Dが大画面で楽しめるモデルで、3D映像の撮影やゲームを体験できる。展示会場のどこかに見える“妖怪”を探し出してからゲームを開始する、AR技術を用いた「太鼓の達人」なども楽しめる。

 KDDI向けモデルとしては、テンキーを搭載した「IS11SH」と、ツインカメラ搭載の「IS12SH」、IS03の後継機種にあたる「IS13SH」が展示されている。IS13SHは、IS03でも好評だったというメモリー液晶を搭載したモデル。大きいが、軽く見やすいのが特徴。メモリー液晶は、時計設定により7種類の表示方法が選べる。

 GALAPAGOS STOREのコーナーでは、「シャープ製端末以外でも楽しめる」として、NTTドコモのGALAXY S II、SO-02Cが用いて、利用端末に制限を設けていない点をアピールしている。また、同じエリアでは「コンテンツを作る環境を整え、コンテンツ数を増やして電子書籍の普及を目指したい」という目的で、XMDFソリューションが紹介されている。コンテンツを作る企業には、無償で提供しているという。

AR技術を用いた「太鼓の達人」置くだけで充電できるSH-13C
背面のマークを合わせるように置く番組録画予約まで端末側で可能な、音声検索のデモンストレーション

 このほか、イー・モバイルコーナーでは、Android3.2を搭載した7インチ液晶画面の「A01SH」を中心に、端末のグラフィック処理スピードの速さや、Bluetooth接続可能なエレコム製のキーボード(TK-FBP013K)とマウス(M-BT5BL)や、名刺読み取りアプリなどが体験できる。マウスは、ホーム画面上をカーソルが動き、あたかもパソコンの画面のようにアイコンをクリックできる。

エコ技の説明

 なお、今回から「エコ技」というブランドが登場している。これは、シャープ製の全商品を対象に、省エネ、節電、節水効果のある独自技術やその技術を搭載した商品を訴求する際に使われる統一ブランド。スマートフォンの場合は、バッテリーに関する不満を解消するための取り組みについて用いられる。具体的には、バックライト制御と、画像処理技術で画面を明るく見せるといった省電力化や、マルチタスクでの電力消費の自動抑制などが挙げられている。「エコ技」により、バックライトでは最大約50%減、待受時の消費電力比較では、最大約40%の削減につながるという。秋冬モデル以降の端末では、全てが何らかの形で「エコ技」に対応していくとしている。

今年度中の実用化を目指している「電力見える化システム」「電力見える化システム」に用いられていたタブレット端末はプラットフォームにAndroidを採用しているため、専用アプリを終了させれば、Google検索などの機能も利用可能になるという

 

(すずまり)

2011/10/5 11:06