本日の一品

「充電万能」で、世界中どこでもUSB充電は安心だ!

 スマートフォンやデジタル・ミュージック・プレーヤーなどの標準的な充電方式がUSB充電に変わってからどれくらいの年月が経っただろうか。筆者がはじめて航空機の機内でUSB充電用のポートを見てから、すでに3年は経過している気はする。

 海外の航空機の座席ではかなり早い次期からUSB充電ポートが提供されていたが、残念ながら、国内の鉄道や長距離バス、船舶、ホテル、クルマなどでは、ACコンセントの提供が先行し、充電用USBポートの普及は遅れているのが現状だ。

 2007年から営業運転を開始した新幹線N700系でACコンセントが標準搭載されてからすでに6年。タブレットやスマホ全盛の現在も、電源といえばACコンセントが主流だ。ACコンセントがあればアダプタひとつでUSB給電が可能なため、ACコンセントはUSB給電ポートの機能を包括するとも考えられるが、出張中や移動中にも、たった1本のUSBケーブルだけを持ち歩けば良い気楽さはなかなか魅力的だ。

世界中の給電インフラはUSBに統一されつつあるが、過去のACコンセントはまちまち
この4つのプラグ形状でほぼ世界制覇だ

 新幹線の中やホテルの部屋の標準的な“給電インフラ”としていずれUSBポートも定着するとは思うが、パソコン本体や大容量HDDなど外部記憶装置のUSBインターフェイスはUSB 2.0からUSB 3.0への過渡期でもあり、USBが給電ポートとして普及するにはまだ時間がかかりそうだ。世界共通のUSBポートの形状は、IBM PCやWindowsなど“世界標準”というモノの考え方が世界中に定着した1996年以降に登場した規格で、その哲学はいままで変更されることなく継続されてきている。

 しかし、ホテルの部屋の壁面コンセントの形式は、国ごとの使用電圧の差もあり、“世界標準”的なコンセプトが登場するずっと以前にできあがったものなので、いまだに世界中に数種類以上存在するのが現実だ。

 そういうシチュエーションの時に、世界中で便利に活用できるのが、本日ご紹介する「充電万能」(USB充電専用マルチプラグ変換アダプター)だ。従来なら、日本と形状の違う海外に出かけてスマホやタブレットなどに充電する場合は、その国のコンセントにプラグの形状を合わせる為のACプラグ変換アダプターと、国内で使っているUSB-ACアダプターの両方が必要だった。

 「充電万能」はこれ1個で、訪れる予定の世界中の国のホテルの壁面コンセントに対応可能だ。提供されるUSBポートはUSB 2.0が1ポートのみだが、ポートの出力は2Aと強力なので、ネットショップや秋葉原などで入手可能なUSB分岐マルチケーブルや、USBプラグ変換アダプターを必要に応じて用意するだけで、PCレスで、iPhoneとiPad miniなど複数のスマートフォンやタブレットの充電も簡単だ(ただし、iPadなど1台で2Aの出力が必要な機器も増えているので、必ず複数台同時に充電できるというわけではない)。

 ホテルの部屋のコンセントの位置は、ちょっとした向きで不便なことも多い。「充電万能」は、取り付けるプラグの向きを自由に選べるので、最も給電しやすい位置関係を選ぶこともできるスグレモノだ。海外出張の時には付属の巾着にお気に入りのUSBマルチケーブルも一緒に入れて出かけよう。USB給電が世界標準になりつつある現在、「充電万能」は、海外出張ビジネスマンの強い味方になるだろう。

2A給電なので、分岐ケーブルでマルチデバイスに充電可能
実際の充電はきっとこんな雰囲気……これは自宅(国内)ですが
プラグの向きが90度ずつ360度選べるのはなかなかのアイディア
付属の巾着にケーブルと一緒に収納して海外出張に!
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USB充電専用 マルチプラグ変換アダプタ 充電万能(PL-TUCHG03)Amazon.co.jp2100円

ゼロ・ハリ