本日の一品
何度も溶けていく様子を楽しめるスノーマンを買った
2021年12月6日 06:00
もうすぐクリスマスがやってくる。テイクアウトのランチを買いに行ったついでに立ち寄った上野駅ナカの文具屋さんで変なモノを見つけてしまった。英国のブルースカイスタジオがデザイン・プロデュースした“The Original Miracle Melting SNOWMAN”という長いネーミングの商品だが、早い話“雪だるま”を買ってしまった。
商品タイトルを直訳すると”初の奇跡の溶融する雪だるま”ってことだろう。パッケージ下のタグには“何度も何度も!”と書かれている。実際に遊んでみるとパッケージに記載されているこれらの台詞が良くわかってくる。
パッケージの中には、雪だるまの本体になるビニール袋に入った白い“シリコン粘土”と、雪だるまの黒い帽子、オレンジ色のマフラー、木の枝の両手、ニンジンの鼻、動く両目と超簡単な取説が入っている。
作り方は極めて簡単。シリコン粘土を袋から取り出し、少しの間、てのひらで握ってニギニギ、手の温度で柔らかくなったら、ファットでもスリムでも、日本スタイルでも海外スタイルでも好きな格好に握って雪だるま本体を作る。
あとは、ニンジンの鼻を差して、両目を付け、マフラーをして、木の枝の両手を差し込めば完成だ。本体の形状だけでなく、帽子の被り方や鼻の角度、両目の距離、両手の角度など、個々には大した変化は無くても、何回やっても全体として同じものは皆無で毎回違う雪だるまが登場して楽しい。
そして部屋の暖かさも多少影響するが、約20分くらいでほぼ溶融してスライムのようなフラットなイメージになってしまう。溶融の変化は最初の2~3分が大きく、あとはゆっくりと地面に還る雰囲気だ。
だるまの体形によるのか、何度かやった結果では、まっすぐ真下に溶融する時もあれば、最初に後ろに倒れかかってその後低くなってゆく場合もあった。もちろん、その時の帽子、鼻、手等の配置や差し方によって、最初のスタイルから溶融のプロセスまで千差万別だ。余りに面白いのでタイムラプスで撮影してみた。
“The Original Miracle Melting SNOWMAN”はクリスマスシーズンには、ぜひとも子供達にプレゼントしたい、安価な割に親子で楽しめるDIYオモチャだ。作るだけではなく溶融過程を楽しみ、その時間や溶融スタイルを、フラットなほど勝ちとか右手が地面に着いたら負けとかいろいろ自由なルールを作ってゲームにもできそうだ。
昨今はどちらかと言えばデジタル系の玩具やスクリーンを使う複雑な玩具が多い中、“The Original Miracle Melting SNOWMAN”は久しぶりに見つけたウルトラアナログの“グッタリ感”が楽しいアイテムだ。価格もリーズナブルでついつい大人買いしてしまいそう。
今年のサイレントナイトと大晦日~お正月は友人、家族そろって“スノーマン溶融ゲーム”だ\(^o^)/
製品名 | 発売元 | 価格 |
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The Original Miracle Melting SNOWMAN | Blue Sky Studios UK | 935円 |