本日の一品
スマホの小さな文字も大きく見える「スマホ拡大鏡」
2021年3月8日 06:00
テクノロジーの最先端を行くスマートフォンでも、個々人の使用環境や身体的な問題を考慮するなら、スマホが出荷時から備えている単体の機能で全てのユーザーの使い勝手を100%満足させることは不可能だ。
スマホの世界も毎年どんどん画面解像度がアップし、縦横のピクセル数が増加し、表現のリアリティの向上が尽きない。今回ご紹介するのは、そんなテクノロジーファーストなスマホ画面を、老眼が発症する中年以降の日本国民全員に見やすくしてくれる“なんちゃってスマホ用ルーペ”的な超アナログアイテムだ。
もちろん、機能に偽りは無く必ず大きく拡大してくれる装置ではあるが、ユーザーによっては必ずしも“見やすくなる”という絶対的な保証はない、よくある「効果、効能は使用者個人の感想です」といったプロダクトだ。
パッケージ表面には元々の商品名だと思われる“VIDEO AMPLIFIER”と言う横文字名が記載されているが、国内販売に際して“スマホスクリーンアンプ拡大鏡”というオリジナルネームと“追加で言いたいこと”の折衷案のような、少し訳の分からない商品名に仕上がってしまっている。
筆者なら“スマホなんちゃって〇△□ルーペ”とかの名称にしてしまいそうだが、他社の商標で遊んではいけないのでここでは一時的に“スマホ拡大鏡”という名称を使っていこうと思う。
スマホ拡大鏡はスマホ同様、昨今のモバイル事情を反映して、完全モバイルアイテムとして作り込まれている。虫眼鏡でスマホ画面を見る要領で、拡大鏡とスマホ画面を一定間隔に離して設置し、拡大鏡を通してスマホ画面に表示されている映像や文字情報を拡大された快適なサイズで見る仕組みだ。
まずはスマホ拡大鏡の側面スリットから、指先で丸いつまみをもって12インチサイズのプラ製レンズ板を引き出す。仰角約110度ほど折り曲げた位置で自然に止まる。引き出しから引き起こしのプロセスは極めてスムーズで素晴らしい。
続いてレンズ版の向こう側にあるスマホ用の背の低いスタンドを指先でひっかけて起こす。見る角度によっては底面にある2つのペデスタルスタンドも引き起こす。これでスマホを定位置に置いて、レンズ板を通してスマホ液晶に表示されているコンテンツを見ると、何の不思議も無く当然のように表示されているコンテンツが拡大表示される。
オリジナルの名称にあるように、VIDEO AMPLIFIERという表現がぴったりと当たってるようで、YouTube動画などは感じ方に個人差はありそうだがなかなか効果的だ。
しかしネットサーフィンなどでは12インチサイズのレンズ版の向こう側の低い位置に設置したスマホを操作するにはなかなか骨が折れそうだ。ただしワイヤレスマスなどを併用して画面操作を行うことで扱いは一気にスムーズになるだろう。
スマホ拡大鏡の効果が極端に表れそうな3.3インチ液晶のPalm Phoneとスマホ拡大鏡本体、Palm Phoneより大きなワイアレスマウスの3点セットのカフェでのドヤ感は、どんな組み合わせよりも破壊力は強そうだ。近くデビューを考えている。
製品名 | 発売元 | 価格 |
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スマホスクリーンアンプ拡大鏡 | MINGCHUANGWEILI | 2000円 |