本日の一品
20メートルのぐちゃぐちゃLANケーブルをまるっと整理
2020年6月3日 06:00
ほとんどの通信機器が無線LAN対応になった今でも、LANケーブルが活躍する機会はわりと多い。もちろんモデム~ルーター間、ルーター~ハブ間の接続にはLANケーブルは不可欠。それ以外にも仕事柄、一時的にLANケーブルで接続して試さなければならない機材がよくあって、そのときには家のどこからどこに引っ張っても使いやすいように、長めのLANケーブルを使うことが多いのだ。
なので、自宅の中であればだいたい引き回せる20メートルのLANケーブルを重宝しているのだけれど、これを収納しておくときがやっかい。本当ならスタジオの音声ケーブルみたいにぐるぐる巻きにしてフックで壁にかけておきたいところだが、出番はせいぜい月に一度くらいなのである。頻繁に使うものでもないので、普段は目立たないようにしまっておきたい。でも、テキトーに巻いてしまうとぐちゃぐちゃになって、いざ使おうと思ったときに面倒だ。
そこで、これまでは食品用ラップの芯(を短くカットしたもの)に巻き付けて、使うときに必要な長さだけほどいて伸ばし、使い終わったら再び巻き付ける、ということをやっていた。のだが、何度か使ううちに結局元のぐちゃぐちゃ状態に……。しっかり巻き付けたつもりでも自然と緩んで、勝手にバラバラになってしまうのが一番の問題だ。
そこで代わりに投入したのが、今回の「LANケーブル収納シリンダー」というもの。構造的にはラップの芯でやっていたこととそれほど変わらないけれど、フタでしっかり押さえられるようになっているので、使っているときも、使っていないときも見栄えがいい、はず。最大で20メートルのフラットケーブルを収納できるということだから、ちょうど筆者の使っているLANケーブルにぴったりだ。
さっそく内部の芯部分にぐるぐる、ぐるぐる、ぐるぐる巻いて30分。やっとできたと思ったらフタが閉まらなかったので、再び最初からやりなおしてさらに30分、なんとかきれいにフタをして筒の中に収めることができた。20メートルのフラットケーブルだと、芯の上から下まで、みっちみちに巻いてあげないとしっかり収まらないようだ。
でもフタをしてしまえば、かた焼きそばみたいになっていたあのLANケーブルも、すっきりとした美しいオブジェに。実際にケーブルを伸ばして使う時もみっともない状態をさらさずにいられるのは、精神衛生上もよろしい感じだ。フタがあるおかげで、収納状態で勝手にほどけてバラバラ、ぐちゃぐちゃになるようなことも防げる。
ただし、ラップの芯とあまり変わらないと説明した通り、構造としては単に固定された芯部分に巻き付けているだけ。使うときは手で慎重にほどき、使い終わったあと元通りにするには改めて手で巻き直さなければいけない。中の芯部分が自由に回転するわけでもなく、バネなんかが仕込まれていてケーブルから手を離したら自動的に巻かれて収納されるわけでもないのだ。
手できっちり巻き直すのをサボるとフタが閉まらなくなるので、収納の手間はラップの芯とそれほど変わらない……かも。おそらくポイントとなるのは、巻き始めの最初に芯の中央を通したケーブルの一方の長さをどれくらい残しておくか。この部分は実質的に固定されてしまって、巻いたり伸ばしたりできないので、その後の使い勝手にかなり影響する。ある程度余裕を持った長さを最初に引き出しておくのがおすすめだ。
メーカー | 品名 | 購入価格 |
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エレコム | LANケーブル収納シリンダー EKC-CLD001WH | 2706円(税別) |