本日の一品
珈琲好きにトラベラーリッド付きのチルドカップ型メモ「Coffee Notes」
2020年2月17日 06:00
筆者はステーショナリー全般に収集癖がある。集め甲斐のあるのは、昔から生産数量も販売数量も、バリエーションも最も多いであろうと想像されるボールペンだ。それに次いで、多くの人が好みでついつい買ってしまったり、企業などのノベルティとして多くの種類が提供されているメモ用紙がある。
いずれも美術館や博物館、遺跡等の観光地のノベルティとしては定番の商品だ。今回はそんな中で珈琲好きの人にはピッタリなCoffee Notesを買ったので読者諸兄に是非ともご紹介したい。
メモには帳面や本のように綴じられた“メモ帳”と、同じサイズの紙をただ水平に重ね合わせただけの一般的な“メモブロック”の二種類がある。いずれが使いやすいかは個人の使うシーンや場所によって様々だ。
最近では、シンプルなメモブロックではなく周囲にイラストやカレンダーを入れ、プラスαを狙った商品も多い。
そんな中で、数年以上前に筆者が何処かで買った地球儀型メモはなかなか秀逸だ。円弧型にただ線を描いただけの半月型のメモ用紙を地軸の周囲に丸くなるように貼り付けただけだが、丸くなった地球儀を外から見るとなんとドル紙幣に見えてしまう。
地球儀メモと同じような今回手に入れたCoffee Notesは、トラベラーリッド(蓋)付きのチルドカップにオマージュしたメモブロックだ。ただし一般的なメモブロックのように同一サイズのメモを水平に重ねたモノではなく、地球儀メモと同様、垂直に重ねたちょっと変わり種。
けっこう複雑な構造上、型崩れが心配されるので丈夫なボール紙の箱に入って店頭でも売られている。Coffee Memoをパッケージから取り出すと、黒いトラベラーリッド付きのチルドカップ型メモだ。ご丁寧に、保温や滑り止めの機能を担うカップスリーブも再現されている。
実はこのカップスリーヴは普通のモノとは少し違う足長スタイルで、メモスタンドとしてCoffee Notesをたてた時にスリーヴ単体がずり落ちるのを防いでいる。
パッケージから取り出してガッカリしたのは、メモの単票が一部に偏って集まっていて、上から見るとスッキリとした円形に見えないことだ。かなり時間をかけて、メモ用紙の一枚一枚を指先で固まっているブロックから引き離し癖をつけて全体として丸く見えるようにするのにかなりの無駄な時間を費やしてしまった。
本来なら地球儀メモのように最初から丸くなっているのが理想だが、Coffee Memoは、単なる手抜き出荷なのか、敢えてユーザーに整形させる楽しみを残しているのかは不明だ。
さて、実際のメモの使い勝手はどうだろうか?試しに、地球儀メモとCoffee Noteから何枚か引きはがして簡単なメモを描いてみた。当然ながらメモ単票の形状は異なるが、実効筆記面積は互角。形状による使い分けも出来そうだ。
ただブロックから引きちぎる時にCoffee Memoは確実に両手で持ってキッチリと引き離さないと難しかった。
さて、地球儀メモとCoffee Note、いずれも実用度は水平スタックのメモブロックには明らかに劣るが、オフィスや自宅のデスク上にあると、楽しい気分になり、同時に人目を惹くことも確実だ。機能最優先で選ぶステーショナリーは王道だが、時には無駄を楽しむステーショナリーも楽しいものだ。
商品名 | 購入場所 | 価格 |
---|---|---|
Coffee Notes | MoMA Store(渋谷LOFT) | 1760円 |