本日の一品

高速に充電できる組み合わせがすぐわかる、電流/電圧チェッカー内蔵のUSBケーブル

 スマホやタブレットの充電速度というのは、なにかと気になるもの。充電されているか否かはスマホ本体を見れば分かるが、規格上のフルスピードで充電されているのか、それともボトルネックになる要素がどこかにあって遅いスピードでしか充電できていないのかは、一見しただけでは判断は不可能だ。

 もちろんテスターを使えばチェックするのは容易だが、毎回テスターを繋いだり外したりする手間を嫌う人もいるだろう。そんな時に重宝するのが、電流と電圧の表示機能を内蔵した、上海問屋の「DN-915515」なるケーブルだ。

USB Type-Aコネクタ上に電流/電圧の表示機能を備える

 片方の端子はUSB Type-A、もう一方はUSB Type-Cで、USB Type-Cポートを搭載したスマホやタブレットなどの充電が行える。USB Type-A端子側には小型の液晶が搭載されており、どれだけの電流/電圧が流れているか表示されるので、該当デバイスとの組み合わせで高速な充電が行える充電器を簡単に見分けられる。

パッケージ。ケーブルは1mで、3A対応との表記がある
一方がUSB Type-A、もう一方がUSB Type-Cという構成
液晶画面を搭載するにもかかわらず、一般的なUSB Type-Aコネクタと比べて(長さはともかく)幅がそれほど変わらないのは利点だ
ケーブルはナイロン製で強度があり、かつ硬すぎないのも利点だ

 機能は市販のテスタに比べるとシンプルで、電力(W)数の表示はなく、電流(A)/電圧(V)をループ表示するだけの簡潔な仕様だが、そのぶん液晶のサイズいっぱいに表示されるので、充電器が手元ではなく床の上など遠く離れた位置にある場合でも視認しやすい。

Type-A仕様の充電器もしくはモバイルバッテリーと、Type-C仕様のスマホやタブレットとの間に流れる電流/電圧を表示できる

 またケーブルと一体化していることで、毎回抜いたり刺したりといった手間がかからないのも利点だ。ケーブルはそのままで、充電器やモバイルバッテリーだけを交換しながら高速に充電できる組み合わせを探す場合には、ベストな仕様だろう。

こちらは電圧(V)。「V」の側に赤い印がついていることから電圧の値だと分かる
こちらは電流(A)。「A」の側に赤い印がついていることから電流の値だと分かる

 本製品は、両端がUSB Type-Cのケーブルではないため、急速充電規格のUSB PDの測定はできないが、世間の多くを占めているUSB Type-Aの充電器を使っての充電速度をチェックするには最適だ。Type-A/C仕様のケーブルに内蔵することが定められている、56kΩの抵抗も内蔵しており、実用性と信頼性を兼ね備えたケーブルとしてお勧めしたい。

ケーブルはUSB 2.0仕様で、56kΩ抵抗も内蔵している。「HIGH」という表示から分かるように抵抗値がやや高いのが玉に瑕
製品名発売元実売価格
上海問屋 電圧・電流表示機能付きUSB Type-Cケーブル DN-915515ドスパラ890円