本日の一品

どんなスマホにも使える万能タイプの保護バンパー「マルチシリコンバンパー」

 マイナーなスマホを使っていて困ることの筆頭と言えば、対応するケースや保護シートなどのアクセサリーの種類が少ないことだろう。アクセサリー類が充実していないからという理由で、製品選びの時にマイナーなスマホを候補から外し、メジャーなスマホを選ぶ人も多いのではないだろうか。

 こうした場合にお勧めなのが、今回紹介する「マルチシリコンバンパー」だ。これは伸縮可能なシリコン素材を用いたバンパーで、4インチから5.5インチまで、幅広いサイズのスマホに取り付けられる。言うなればフリーサイズのスマホケース(バンパー)である。

製品本体。スマホケースでよく見かけるシリコン素材だ。上面と底面に1つずつ、左右の面に2つずつ穴が空いている
製品パッケージ。最大で「78×156mm」までのスマホに対応する。今回紹介しているクリア以外にブラックもある

 この製品、類似アイテムは以前から存在していたが、本製品が優れているのは底面に穴が開いており、装着したままケーブルを接続できることだ。こうした穴がないために、ケーブルを接続するにはいったん取り外さなくてはいけなかった類似製品からすると、大きな進歩といえる。強度的にも問題はなさそうだ。

 また側面にも同様に穴が開けられており、電源ボタンや音量ボタンについても押しやすいよう配慮されている。穴の空き方は上下対称なので、もし装着してみて電源ボタンや音量ボタンが干渉するようならば、天地逆さに装着してみれば干渉を減らせる可能性がある。

 構造上、背面はカバーされず、外周だけをガードする仕組みだが、バンパーには一定の厚みがあることから、デスクなどに置いた時も、背面はわずかにデスク面から浮く格好になる。リアカメラに突起があったり、背面が緩やかに膨らんでいるタイプのスマホは例外となるが、装着していない状態と比べれば、キズや汚れの防止に効果があるのは明白だ。

 対象となるユーザは、マイナーなスマホを所有している人はもちろんだが、頻繁にスマホを買い替える人にとっても、絶好のアイテムと言える。スマホ本体にぴったり合うケースが発売されるまではこれで済ませる、という割り切った使い方もありだろう。

 ちなみに本製品の「4~5.5インチまでのスマホ」という対応の目安は、ベゼルレスではない従来型のスマホでの画面サイズが前提になっているようで、実際にはもう少し大きな画面サイズのスマホまで対応できる。メーカーサイトによると、本体サイズが最大で「78×156mm」までとのことで、これならば現在の6インチクラスのスマホの中にも、クリアできる製品はある。

 ただ伸縮素材を引っ張ってスマホの四隅にひっかける構造上、大きなスマホに強引に取り付けようとしてうっかり手が滑ると、パチンコよろしくスマホが猛烈な勢いで射出されかねない。特に外出先でこうした事故が起こると、悲惨な結果を招くことになる。現実的には、なるべく無理のないサイズでの利用にとどめておいたほうがよさそうだ。

パッケージ裏にはスマホのサイズを測る目盛りが印字されているのだが、初めて見ると直下にある本体しか目に入らず、このサイズまでしかダメと誤解されていそうだ
Pixel 3(左)と並べたところ。Pixel 3のサイズは「68.2×145.6mm」なので問題なく対応する
本体は伸縮する。ちなみに四隅だけややシリコンが厚くなっている
引っ張ってかぶせるように取り付ける。手を滑らせないように注意
装着完了。もうひとまわり大きなサイズのスマホでも余裕だ
デスク上に置いた状態。バンパー部に厚みがあるので背面が下に触れない
穴が空いているので装着したままケーブルを接続できる
側面のボタンもそのまま操作できる。厚みのあるボタンだと、多少は干渉する場合もありそうだ
製品名購入場所価格
マルチシリコンバンパー(P-SCB02CR)エレコム626円(税込)