本日の一品

スマホの画面を大きく見たい、をシンプルに実現する「Screen Magnifier」

スマートフォンを装着したScreen Magnifier

 最近ではスマートフォンの画面もだいぶ大きくなっているが、それでも、文字などをもう少し大きく見ることができたら、と思うこともあるだろう。そんなシーンで、スマートフォンを拡大して見やすくできるかもしれないグッズを発見した。それが「Screen Magnifier」だ。

 ある日、「Wish」という海外ネット通販モールで何か面白いものはないかと見ていたところ目に止まったのが「Screen Magnifier」。よく見ると虫めがねのようなレンズがあり、単に画面を拡大するというシンプルきわまりないグッズだった。子供のころ、ゲームボーイの画面をレンズで拡大する「ワイドボーイ」や「ライトボーイ」といった周辺機器が何種類かあったが、まさにそれと同じ仕組み。

 価格を見ると256円、送料を入れても390円(購入当時)。一般的に海外通販モールはトラブルの話も聞くが、あまり高くない金額ということもあり、懐かしさとばかばかしさ、おもしろさに負けてポチってしまった。支払いも直接クレジットカードでやりとりするのではなく、ペイパル経由で決済できた。

 3週間以上たったころ、中国から通販した商品にありがちなグレーのビニールの封筒に入った「Screen Magnifier」が届いた。開封すると箱は潰れているのはお約束として、中身は正常。早速スマートフォンを装着してみた。

このような封筒で到着、箱は潰れぎみ
展開して使う
後方のスタンドにスマートフォンを立てかけ、前側もレンズを立てる

 画面は確かに大きくなるものの、画面を見ることのできるのは真正面のみ。ワイドボーイやライトボーイでは、ゲームボーイと合体させて手に持って見ていたため、あまりに気にならなかったが、スマートフォンを乗せて使う「Screen Magnifier」では角度を変えることができず、見る角度が決まっているのは少し不便だ。

スマートフォンを載せる

 それでも、角度さえ決まってしまえば、拡大した恩恵は受けられ、画面が少し大きくなって見やすくなる。ゲームボーイにライトボーイを装着してゲームをプレイしたことを思い出し、懐かしい気分にひたりながら動画を楽しむことができた。

画面に投影中だが、正面からでないと見えない。パッケージの絵は誇大広告ぎみだ

 不便な点は角度という面のほか、スマートフォンの操作がやりにくいこと。画面のタッチはやりにくく、自分の指まで拡大されてしまう。画面を見ながらのWebブラウジングなどには不向きで、横画面で長時間の動画視聴に使うのが適していると思われる。また、5インチより大きいスマートフォンだと、画面両隅のどちらかが視界からはみ出してしまう。iPhone 5など小さめの画面を拡大するほうが快適に利用できた。

 基本的にはジョークグッズ的なもので、実用性はかなり限定的。それでも、面白さや懐かしさは十分楽しめるグッズなのではないだろうか。

アングルアジャストメントを立てると角度が付けられる。ひっくり返らない程度に、何か敷いてさらに角度調整も可能だ
製品名購入先購入価格
Screen MagnifierWish256円