てっぱんアプリ!

Google謹製ニュースアプリ「Google Play ニューススタンド」

 スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!

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アプリ名: Google Play ニューススタンド
開発者: Google Inc.
価格: 無料
対応OS: iOS 8.0 以降、Android OS
カテゴリ: ニュース
ダウンロード: iOSAndroid

 10月7日から日本でも本格スタートした「Google Play ニューススタンド」。多数のニュースサイトやブログの記事を自動で集めて読んでいける、いわゆる「キュレーションサービス」に近いニュースアプリだ。キュレーションアプリは有名どころが他にもいくつかあるが、Googleのニューススタンドはどんな特徴があるのだろうか。

最新のニュースや話題を効率よく得られる「Google Play ニューススタンド」

国内外の2000以上の媒体からニュースをゲット

 「Google Play ニューススタンド」は、国内外のニュースサイトやブログなど2000以上の媒体の記事を集約して閲覧できるようにするアプリ。各媒体はエンタメ、スポーツ、フード、テクノロジー、ライフスタイルなど10個のカテゴリーに分類され、本誌やその他Watchシリーズなどもそこに含まれる。好みの媒体を選んで購読することで、カテゴリー内の最新の記事を順に読んでいったり、媒体ごとに読み進めていける。

 左右スワイプでカテゴリーを切り替え、上下スクロールで記事一覧を閲覧できるようになっていて、このあたりは多くのキュレーションアプリが備えるインターフェースとよく似ている。記事内容はほぼタイトルと本文のみが抽出された状態でアプリ内でサクサク閲覧できるほか、配信元のWebサイトにジャンプして読むことも可能だ。

Google Play Storeに「ニューススタンド」が加わった
カテゴリーなどから媒体を探して購読する

好みに合わせたコンテンツ表示機能、オフライン閲覧機能を備える

 カテゴリーの1つとして並ぶ「ハイライト」機能を利用できるのが特徴の1つ。ユーザーのアクセス内容を解析し、興味関心に応じたニュースをピックアップするもので、購読しているかどうかにかかわらず、本アプリが扱っている全媒体からおすすめされることから、自分の好みに合う新たなニュースサイトやブログを見つけるのにも役立つ。

 さらにオフライン閲覧機能も備える。媒体ごとに「ダウンロード」することで、電波がない場所でもその媒体の最新記事を読める仕組みになっているほか、個別の記事閲覧中に「ブックマーク」アイコンを押すことで、後からその記事だけをオフラインで読むことも可能。購読中の媒体の最新記事全て、あるいはカテゴリー単位などでオフライン閲覧できるよう自動的にダウンロードしておく機能は残念ながら備えていない。

ユーザーの興味関心に応じて記事がおすすめされる「ハイライト」
媒体ごとの記事一覧
記事本文
媒体ごとに記事コンテンツをダウンロードしてオフライン閲覧できる
記事個別を「ブックマーク」することでもオフライン閲覧可能

有料コンテンツも。ただし海外メディアがメイン

 もう1つの特徴は、購読に料金がかかる有料コンテンツも配信していること。現在は海外の新聞・雑誌社のコンテンツが中心のようで、初回は無料期間が設けられていたり、1カ月当たり記事10件分までなら無料で読むことができるコンテンツもある。

 国内のコンテンツは今のところ見当たらないのが残念だが、有料化が進んでいる国内の新聞コンテンツなどもいずれ見られるようになれば、ニュースを多角的・横断的に読むことができるようになり、使い勝手はますます良くなるに違いない。なお、iOS版は有料コンテンツの購入に対応していないので要注意(Android端末やPCで購入したコンテンツの閲覧は可能)。

 というわけで、現状の他のキュレーションアプリと比べると機能面で大きな差はないものの、どちらかというと海外メディアの情報を効率よく読みたいという人に有用な内容となっている。国内メディアの有料コンテンツが今後どう追加されていくのか、といったところも注目していきたいポイントだ。

海外のものばかりだが、有料の新聞・雑誌コンテンツも購入・閲覧できる
有料のものでも無料期間や無料で閲覧できる回数が設定されてことも

日沼諭史