てっぱんアプリ!
あらゆるオブジェを3D CGに! フィギュアも作れる「123D Catch」
(2014/11/21 06:00)
スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!
アプリ名: 123D Catch
開発者: Autodesk Inc.
価格: 無料
対応OS: iOS 7.0 以降、Android 4.0.3 以上
カテゴリ: 写真・ビデオ
精密な立体オブジェを作れる3Dプリンターが話題になるなど、少し前まではハードルの高かった3D技術も、今ではすっかり身近なものになった。今回紹介する「123D Catch」も、そんな3Dを誰でも手軽に作れる技術を取り入れたアプリ。さっそく自分なりのユニークな3D作品を生み出してみよう。
写真を細かく何枚も撮って3D化する
立体化させたいものを写真撮影するだけで、自在に回転・拡大・縮小可能な3Dグラフィックを作り出せるアプリが「123D Catch」だ。3Dモデリングなどの知識は一切必要なく、好きなオブジェを被写体に、単に写真を撮ればOKというのがミソ。
とはいえ、写真撮影する際にはちょっとしたテクニックが求められる。基本的な手順は、オブジェを軸にして少しずつ周囲を移動しながら、1枚ずつアングルの違う写真を撮ること。360度のパノラマ画像を撮る時とは逆で、自分を軸にして回りながら撮影するのではなく、オブジェを軸に回るのがポイントとなる。
撮影時の細かい約束ごとも頭に入れておこう
3D化したいオブジェ以外はできるだけ写らないよう、小さな被写体でも周囲に何もない広い場所で撮影したいところだが、あえてオブジェの足元にマーカーとなるものをいくつか置いておくことで、より精度の高い3D化が可能になるようだ。
また、被写体は静止していなければならず、1枚1枚きっちりピントの合った写真になっていなければならない。撮影する枚数はできるだけ多い方がよく、1つのオブジェにつき20枚程度を目安に、可能な限り細かく角度を変えながら、しっかり丁寧に撮影していこう。
ちなみに小さな物だけでなく大きな建物なども3D化できるが、周囲を回ることができない時は、正面を横に移動しながら撮影していくスタイルになる。
専用SNSに投稿してコミュニケーションも
撮影が完了したら、ミスした写真がないかプレビュー画面でチェックして、3D化の処理を開始。実際の3D化はクラウド上で行われるため、ファイル送信と3D化処理が終わるまでしばらく待つ。混雑時はエラーになることがあるので、その場合は何度かリトライすると処理が進むはずだ。
3D化されたオブジェは、スワイプ操作でさまざまな角度から見ることができ、専用のSNSに投稿して他のユーザーに披露することもできる。もちろん他のユーザーが作成した3Dオブジェを眺めたり、コメントなどを付けてコミュニケーションするのもOKだ。
なお、ほとんどの場合余計な地面や背景まで3D化されてしまうが、同名のWebアプリで再編集してきれいに消せる。この3Dオブジェのデータをもとに、3Dプリントのためのモデリングデータを生成するツールも別途用意されているので、誰かに自分を撮影してもらって3D化し、文字通りの“マイフィギュア”を完成させるのも面白いかもしれない。