てっぱんアプリ!

無料で10GB。Office文書との相性もいいクラウドストレージ「Box」

 スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!

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アプリ名: Box
開発者: Box
価格: 無料
対応OS: iOS 12.0 以降、Android 5.0 以上
カテゴリ: 仕事
ダウンロード:  iOS Android

 仕事に使う資料や写真、動画などのファイルサイズは大きくなるばかり。他の人と共有しようにも、容量や安全性の問題から気軽に使える手段は限られていたりする。そんななかで人気を集め始めているのがクラウドストレージ「Box」だ。大容量ファイルを扱いやすく、ビジネス用途で便利な機能を多く備えるのが特徴となっている。

10GBのクラウドストレージを無料で使える「Box」

合計10GBまで無料でアップロード、共有可能

 「Box」は、個人・企業向けのクラウドストレージサービス。アカウント登録のみの無料ユーザーでも1ファイル最大250MBをアップロード可能で、10GBまでのストレージを利用できる。ビジネスユーザー向けにはストレージ容量無制限の有償プランも用意されており、容量不足の心配なく活用できるのもポイントだ。

 他の類似サービスにもあるような、ファイル共有にかかわる機能はひと通り用意されている。特定のユーザー(メールアドレス)に限定したファイル共有や、専用URLを生成することによる不特定ユーザーとの共有、閲覧のみや編集可といったファイル・フォルダ単位の権限の付与、ファイルへのオフラインアクセスなどで、大切なデータの参照、受け渡しを容易に行なえる。

無料ユーザーは最大10GB。ビジネスユーザー向けには容量無制限のプランも
ファイルの共有機能が充実しているのはもちろん、オフラインアクセスも可
共有するファイル・フォルダごと、相手ユーザーごとに権限設定できる
不特定多数のユーザーがアクセスできるリンクも生成

Office文書をBox上に直接追加できる

 扱えるファイルの種類に特に制限はないが、Microsoft Excel/Word/PowerPointといったOffice文書については、Box上で直接新規追加することも可能になっている。Office文書の簡易的なビューワー機能を備えるほか、スマートフォン向けOfficeアプリと連携した編集にも対応。ローカルで作成した資料を後でアップロードするひと手間が省けて、他のユーザーとのコラボレーションもスムーズになるはず。

 有償プランに切り替えることで、容量上限がアップするだけでなく、1ファイルごとのバージョン履歴の管理、セキュリティ機能の強化、ファイル操作やアクセスの詳細なログ分析といった安全性を高める豊富な機能も使えるようになる。スマートフォンだけでなくPCへの対応も万全なので、他サービスからの乗り換えも検討しやすいのではないだろうか。

「新規 ドキュメント」からOffice文書を新規作成できる
Office文書のビューワー機能をもつ。編集は外部のOfficeアプリで行なう形
Box Noteというメモ機能もある
Box上にアップロードしているファイルを検索。ファイルタイプや作成日、サイズで絞り込める