てっぱんアプリ!
最少ステップでブラウジングできる「Microsoft Edge」
2017年10月20日 06:00
スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!
アプリ名: Microsoft Edge Preview
開発者: Microsoft Corporation
価格: 無料
対応OS: iOS、Android 4.4 以上
カテゴリ: ツール
ダウンロード: iOS Android
米マイクロソフトがこの10月に、新しいWebブラウザー「Microsoft Edge Preview」をリリースした。名前にPreviewと付く通り、いわばベータ版の扱いだが、手間なくWebブラウジングできるようにする工夫がいくつも盛り込まれている。なお、Android版はGoogle Playからダウンロードでき、iOS版は公式サイトから名前とApple IDを送信することで、入手手順が示されたメールを受け取れる。
Webの閲覧を快適にする6つの主要機能
PC用OSであるWindows 10にプリインストールされているWebブラウザー「Edge」のスマートフォン版となるのが「Microsoft Edge Preview」。プレビュー版のためか、ページの読み込みが重く感じたり、入力欄でキーボードが表示されにくいことがあったが、機能面ではWebブラウジングを快適にする仕組みがいくつも盛り込まれている。
具体的には、QRコードのスキャン、Webショートカットの作成、住所・クレジットカード情報の自動入力、翻訳機能の統合、簡易的な閲覧モードの搭載、Windows 10がインストールされているパソコンとの連携などが挙げられる。
QRコード読み取りとフォーム自動入力
現在では、標準のカメラ機能にも用意されていることもあるQRコードリーダーだが、Edgeは元からその機能をもっている。街頭などで掲示されているQRコードをスキャンすることで、そのQRコードに含まれているURLに即座にアクセスできるものだ。また、閲覧中のWebページに一発でアクセスできるようにするWebショートカットを、ホーム画面に追加する機能もある。いずれも、文字入力一切なしで素早いアクセスを可能にする機能と言える。
住所・クレジットカード情報の自動入力は、「Autofill」機能として用意されている。住所やクレジットカードの情報をあらかじめ登録しておくと、オンラインショッピングサイトで住所やクレジットカード情報をフォームに入力しようとした際などに選択肢として現れ、ワンタップするだけで各種情報が自動入力される。それぞれ複数登録しておけるので、仕事とプライベートで使い分けるのも簡単だ。
記事閲覧を効率的にする専用モードも
ニュースサイトの記事ページなどにアクセスしたときは、Google 翻訳の機能がページ上部に表示され、そのページのコンテンツを別の言語に翻訳できる。また、ページによっては「Reading view」モードが利用可能になる場合がある。アドレス欄の右側に表示される本の形のアイコンをタップすると、最小限の画像とテキストだけの軽量なページが表示されるので、文章を読むことに集中したいときなどに役立ってくれるだろう。
また、10月18日から提供が開始された「Windows 10 Fall Creators Update」をインストールしているパソコンがあれば、画面下部にあるボタンから連携が可能。スマートフォンで閲覧しているページをパソコンのEdgeに同期して、同じWebサイトを表示させることができる。将来的にどういった機能が追加されていくかはわからないが、パソコンとスマートフォンのクリップボード共有や、ファイルのシームレスなやり取りなど、実現を期待したいところ。