スタパ齋藤の「スタパブログ」

 毎年この季節に釣りにいくたびに思うのは「ちゃんとしたクーラーが欲しい」ということです。キャンプや釣りなどによく使われる保冷用ボックスですな。炎天下でも冷え冷えのドリンクが飲めたりする、モバイル冷蔵庫とも言えます。

 これまで使っていたのは、ソフトタイプの小さなクーラー。っていうか保冷バッグ的な、簡易クーラーですな。ある程度保冷はしてくれるんですが、暑い日だと、凍ったペットボトル飲料が昼前には液体に、午後には生温かくなってしまいます。

 ハードタイプのクーラーなら、一日くらい氷を保てるらしいですな。ただあまり大きいと不都合。オートキャンプとか海の釣り船とかで使うわけではなく、湖上では小型ボート上、河川では徒歩で釣りをしつつ使います。ので、持ち歩けて邪魔にならないサイズなのが欲しい感じ。あと、ハードタイプを買うなら、まあまあ快適に座れる高さが欲しいナ、と思います。椅子になると便利ですしネ。

 じゃあ今年はそーゆーのを買おう!! と思ってイロイロ探したんですが、ハードタイプの小型クーラーって、ツイデに生産されているようなモノが多いですな。強度もイマイチで、座ると歪みそう。それ以前に高さが低すぎて、椅子としての実用性に欠けます。ともあれ、ハードタイプクーラーの主流はある程度大容量のものだということを知りました。

 でも、そんななか見つけたのが、ダイワの「DAIWA ZS700」です。容量は7リットルですが、500mlペットボトルが4本しか入らない感じ。その状態でわりと隙間がありますので、2人分程度の食糧(おにぎりやパンなど)が入る感じ。

 板氷も入ります。コンビニで売られているロックアイスの板氷を入れると、500mlペットボトルは2本しか入りません。その状態で少々の食糧が入る感じ。ちょっと無駄な空間が多めって感じですな。

 砕かれた状態のロックアイス(袋入り)は、袋から氷を7~8個除外すれば、ロックアイス+500mlペットボトル×4本が入ります。それに加え食糧も少々。工夫次第で2人分の飲料と食糧を冷え冷えの状態で保管できますな。

 あとコレ、座れる高さと強度があります。高さは32.5cmありますので、巨漢でもさほど窮屈にならず腰掛けられます。「座ってOK」とはどこにも書かれていませんが、ワタクシが座っても軋んだりしません。ちなみに質量は2.7kg。500mlペットボトル飲料×4本+食べ物を入れると5Kgくらいになりますが、徒歩の釣りの荷物としてもどうにか持ち歩けそうです。

 ただし高価な感じ。というのは、6面(外面全て)に真空パネルが使われているからだと思われます。これにより「最高レベルの保冷力を実現」だそうで、メーカー価格は3万円(税別)。なんですが、人気がないのか掘り出し物がけっこーあったりして、2万円以下で買えたりもします。

 ということで買って使ってみましたが、保冷力抜群ですなコレ。ハードタイプの大きめのクーラーだと当たり前的な保冷力だとも聞きますが、凍ったペットボトル飲料が朝から昼前まで凍ったままで、昼食時に飲料の大半が固体のままで困るレベル。

 それから携帯性。さすがに中身いっぱい詰めて歩き回ると疲れますが、長距離移動しないなら「まあどうにか」という感じ。徐々に中身が減りますし、疲れたら座って休めるので、「アリな小型クーラー」だと思いました。

 もうひとつ、クルマの中でも役立ちます。クルマで走り回りつつ、釣りポイントを見つけてちょっと釣り、さらに次のポイントへ移動するのを「ランガン」(Run&Gun)とか言いますが、そういうときはクーラーは車内に置きっぱなし。なので、ソフトタイプのクーラーとかだとすぐ温かくなっちゃいます。が、「DAIWA ZS700」だと、灼熱的クルマ内でも十二分な保冷力を発揮してくれるようで、クルマに戻って即冷え冷えの飲み物を楽しめたりして快適です。

 でも、やはり、容量がかなり少ないので、ちょっと特殊なクーラーではあります。湖沼でのボート釣りやオカッパリ(岸釣り)、あるいは渓流釣りや管理釣り場(エリア)での釣りにはけっこー使えると思いますので、興味のある方はチェックしてみてください。

 ちなみに、「携帯性は少し我慢するからもうちょっと容量が欲しい」という人には、シマノの「FIXCEL PREMIUM SPECIAL 120 ZF-A12N」がイイかもしれません。これも保冷力抜群で座れたりしつつオプション豊富で楽しいです……はい買っちゃいました♪ 2つのクーラーそのうちまとめて使用感等々を書こうと思います。

ダイワの「DAIWA ZS700」。全面(6面)に真空パネルを採用し、最高レベルの保冷力を実現しているそうです。容量7リットル。座れる強度があると思います。
シマノの「FIXCEL PREMIUM SPECIAL 120 ZF-A12N」。5面に真空パネルを使った高保冷性能のクーラー。容量12リットル。メーカーが座れると明記しています。
うかちゃんはダイワのクーラーに入りたいニャ。ぼぼぼ、ぼくはシマノのクーラーに入ってシーバを食べて寝たいです。ニャニャ。ニャニャニャ。みたいな。

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。