スタパ齋藤の「スタパトロニクスMobile」
ちょっとイイ感じのデジモノ周辺小物アレコレ
(2015/11/2 06:00)
ちょっとイイ感じのデジモノ周辺小物アレコレ
今回は、ワタクシがわりとよく使っている「イイ感じのデジモノ周辺小物」をいくつか採り上げてみたいと思います。どれも「バード電子」というメーカーの製品。先日紹介した「キーボードルーフ各種」の多くも、このメーカーの製品でしたな。
バード電子は産業用電子部品メーカーですが、デジタルガジェット~パソコン向けに役立つ便利小物もたくさん作っているんでした。ともあれ以降、イイ感じのデジモノ周辺小物をいくつかご紹介したいと思います。
素材の風合いがイイ感じのウッドスタンド
まずは「ウッドスタンド ST-Pad3」。木製(くるみ)のiPhone/iPad用スタンドで、木の風合いがなかなかステキです。サイズは幅85×奥行120×厚さ18mmで、質量は71g(実測値)。小型軽量なので携帯にも実用的です。
このスタンドは、斜めに切り込まれた溝に端末を挿して立てるタイプのものです。溝の幅は9mm前後。ですので、単純に溝より厚みが少ない端末なら立てることができます。薄めの背面カバー付きiOS端末を立てられる場合もありますし、Android端末もモノによっては立てられます。
ただし、余りに薄い端末だと角度が緩やか過ぎて(上を向きすぎて)しまうかもしれません。基本的にはiOS端末向けですが、もしかしたら他の端末も立てられるかも!? くらいに考えておくのが無難でしょう。また、端末を立てる位置および端末台数によっては、スタンドが非常に不安定になったり、端末を立てられないこともあります。複数台の端末を立てる場合は、手前の溝から立てていくといいですな。
あらイロイロ立つ!! というあたりもイイ感じでしょ? 立てる角度を変えたい場合、溝の後方に適当なものをスペーサーとして貼るなどすれば良さそうです。
ただ、このスタンド、平滑な机面上ではわりとツルツル滑りやすい感じ。滑り止めゴム足などは付属していなかったので、当初は「スタンド裏面に適当な滑り止めを貼って使おうかな」と思っていました。が、ワタクシの場合は単に立てておければOKというケースが大半。スタンドに立てつつソフトウェアキーボードで文字入力するような使い方はしていないので、そのままでも支障は出ませんでした。
Apple純正キーボードの「低さ」を解消する木製トレイ
次に「キーボードトレイ AirBoard」。パームレストが付いたキーボードトレイで、アップルのApple Wireless Keyboard用です。材質/仕上げはオーク無垢材+オーク柾目突板合板仕上で、オイル仕上が施されています。触った感じは、無垢の木材というイメージですが、前述の「ウッドスタンド ST-Pad3」よりさらに高級感があります。
ぶっちゃけ、このトレイは「前述のウッドスタンドと組み合わせて使ったら非常にイイ感じかも」と思って欲しくなったんですが、購入を迷いました。税込直販価格が8600円で「え~単なる段差付き板がぁ~!?」と高く思えたからです。
そんなところ、アウトレット品が税込5160円で売られていたので「まあそれなら」という感じで購入。そしてモノを手にしてみたら、ほぼ全面が柾目でビックリ。「あーコレは凝った作りだわ~」と感心しました。
このトレイの購入理由は、前述のように「木製スタンドと併せて使うとイイ感じであろー」と思ったこともあるんですが、もうひとつ、アップル純正キーボードが使いやすくなるかも!? と思ったからです。
アップル純正キーボードは、キーボードの中でも極薄の類で、机面に置いて使うと「極薄でクールだけどキーの高さが低すぎるかも!?」と感じられたりもします。一般的な厚みのキーボードから移行すると、キーボードの低さと机面に当たる手のひらの位置関係から「低すぎてタイプしにくい」と感じられたりもします。
このトレイの場合、Apple Wireless Keyboardジャストサイズ。手のひらとキーボードの位置関係は変わりませんが、机面とパームレストの段差により手のひらの角度が変わり、キーボードと指の距離が少し開きます。ともあれ実際に使ってみたところ、「一般的な厚みのキーボードの打鍵感に近づいた」と感じられました。
細かい話をすると、アップル純正のキーボードについて、ワタクシの場合は「な~んかスペースキーの押し心地が悪い」と感じていました。スペースキーは親指で打っていますが、たぶん手のひらを机面に付けたとき、親指とスペースキーの距離が近すぎて、親指が十分なストロークでスペースキーを叩けないことに違和感を感じていたんだと思います。また、「Z」キー(小指で押す)の押下フィーリングもイマイチ……これも小指の可動範囲の狭さからくるものだと思います。で、こういった違和感が、このトレイを使うことによってスッキリと解消されました♪
ただ、何日か前に小さな問題が起きました。この木製トレイが「ちょっと反った」のです。両手のひらを置いてタイプすれば気にならない「反れ」ですが、両手を置かずに左下隅を押すとガタつきます。実は数日間、外付けHDD(RAIDアレイ)の金属箱の上にトレイを乗せて置いていて、HDDの熱で木材が反ったのだと思います。
あららら~ヤッちゃった~、と思ったんですが、トレイを机面に置き、その上に重しとして本を数冊置いて放置しておいたら直りました。あー良かった、的な。前述の木製スタンドではそういう問題は起きていないのですが、ある程度面積があるこのトレイは保管状態によって反りの問題も出たりするかもしれません。なので、扱いには少々注意が必要ですな。
見栄えがよく快適に使える透明パームレスト
続いて「アクリルのパームレスト CP-HHK」。PFUのHappy Hacking Keyboard用のアクリル製パームレストです。サイズは幅95×奥行66×厚さ15mmで、質量は350g。シリコン製の滑り止め足が付属します。メーカーサイトでは「見た目も使い勝手も向上します。大切なHappy Hacking Keyboardのドレスアップにおすすめします」と紹介されていますが、「Happy Hacking Keyboardって高さがちょっと高すぎる」と感じている人に向けた製品だと思います。
安定感があって滑りにくく、手触りも良く、汚れもサッと落とせて、見栄えもイイというパームレストですな。ワタクシの場合、東プレのRealforceやPFUのHappy Hacking Keyboardのほうが「標準的なキーボードの高さ」だと感じており、逆に今時フツーなキーボードは「薄すぎる~低すぎる」と感じられたりします。
とか言いつつ、最近アップル純正キーボードばかり使い続けていたら、RealforceやHappy Hacking Keyboardに対して「なんかちょっと高いかもしんない」などと思うように。まあ短期間で慣れちゃうモンだとは思うんですけどネ。でも、高さがけっこー異なるキーボード間を移行すると、まあ数十分から小一時間は高さの差からくる違和感が消えない感じです。
そこでこのパームレストを使ってみたところ、上記のような違和感がかなり薄れたという次第です。デスクトップ用キーボードとノートPC内蔵キーボードを併用する場合にも、こういった違和感があったりします。そんな違和感を解消したいという方にも、ちょっとオススメかも、です。
いろいろ立てられるキーボードスタンド
最後に「キーボードスタンド DELTA」。キーボード不使用時に机上スペースを稼ぎたいと考えて購入した「キーボードを立てて保管しておくための台座」です。厚さ1.5mmのステンレス製で、底面と上部に滑り止め/傷防止のウレタンフォームが貼り付けられています。
で、使ってみたところ、手持ちのキーボードが全部立てられてちょっと嬉しい感じ♪ また、残念な点を先に書いちゃいますと、iPadスタンドには使えない(横置きだと不安定で縦置きだと倒れる)ことと、磁石が付かないこと、値段的にビミョーに高いことくらいです。ほかはシンプルで実用的だと思います。
もの凄~くシンプルな、金属板を折っただけ程度のスタンドですが、いろいろなキーボードを立てることができて実用的です。キーボード不使用時にキーボードが占めていた面積がグッと減るので、机上をかなり広く使えるようになります。キーボード置き場に困っている方にオススメです。
以上、「ウッドスタンド ST-Pad3」「キーボードトレイ AirBoard」「アクリルのパームレスト CP-HHK」「キーボードスタンド DELTA」。それぞれ、シンプルながらもなかなかの汎用性を持つグッズですので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。