スタパ齋藤の「スタパトロニクスMobile」

画面割れスマホの操作にも便利! ゼヒ有線USBマウスの常備を!!!

 ちょっと前に書いた「M3 MacBook Air 13インチで使うマウス」の話。M3 MacBook Air 13インチでモバイルするときに使う、携帯性に優れたマウスを探しているという話だ。

 買ったマウスのうち、けっこう使っているのが「UFOマウス」。サンワサプライの型番「400-MAWBT198BK」の円盤形マウスで、薄くて携帯しやすく、Bluetooth(2つのホストとペアリング可能)と2.4GHzのUSBドングルで接続できる。気軽に使えてなかなか便利。

UFOマウスこと「400-MAWBT198BK」。直径7cmで厚さは2.13cm。重さは約40g。馬蹄形コインケース的な携帯感だ。
手のひらサイズで、ノートパソコンと一緒に携帯するにもよい大きさ。だがマウスの持ち方によっては「非常に使いにくい!」と感じるユーザーもいると思う。
上部手前のフタを外すと電池室がある。そこにはUSBドングルも収まる。
底面には電源スイッチと接続先切り替えスイッチがある。接続先(USBドングル接続/Bluetooth1接続/Bluetooth2接続)を示すLEDインジケーターもある。

 このマウスを見ていたら、「たま〜に使うマウス」をコレにしちゃおうかナ、と思った。思ったのだが、「いやいや、たま〜に使うマウスは万全を期してコード式だろうやはり」とも思った。「でもUSBドングル式のマウスでもたぶん大丈夫なんだろうな」とも思いつつ、非常用っていうか緊急用っていうか、その「たま〜に使うマウス」についてアレコレ考察しつつ無駄に「たま〜に使うマウス」の数を増やしてしまった。

「たま〜に使うマウス」ってナニ?

 この「たま〜に使うマウス」については、前出の「M3 MacBook Air 13インチで使うマウス」の最後の方に書いた。のだが、もう一度書いてゆきたいッ!!!

 俺の場合は有線接続のUSBマウスを常備している。いくつか理由がある。

 たとえば無線式マウスの接続が切れた場合。マウスの電源をオンオフしたりすればたいてい再接続できるが、“たま〜に”再接続できないことがある。「これはパソコンの再起動が必要?」ということも。

 でもそこで有線USBマウスを使えれば、とりあえずパソコン作業を継続できる。USBドングル接続のマウスでもいいのだが、有線接続のほうが確実だと考えている。

 それから、これはさらに“たま〜に”だが、OSをクリーンインストールするような場合。最近はほとんど経験していないが、マウスがないとインストールを進捗させられないケースがある。そんなときも有線USBマウスが必要。これもUSBドングル接続のマウスでもいいと思うが。

 ただ、上記はデスクトップパソコンでの話。最近のノートパソコンの場合、タッチパッドの類が使いやすくできているし故障も非常に少ないようなので、上記のような緊急時にUSBマウスを接続する必要性は高くない。

 だが、タッチパッドが故障した場合は、やはり外部接続のUSBマウスが必要になる。これは超本格的に“たま〜に”で、ここ十数年は経験していない。しかし、以前に長期間使っていなかったノートパソコンを使おうとしたとき、タッチパッドが無反応でほとんどナニもできないことがあった。これもUSBマウスに助けられた。

 ということで有線USBマウスを常備しているのであった。まあホント“たま〜に”役立つ程度なのだが。

 前述した、「たま〜に使うマウスはUFOマウスでいいかな?」という件だが、常備している有線USBマウスが軽く邪魔だから。UFOマウスはUSBドングルが使えるから、つまり有線USBマウスのケーブルが無線化されているだけだから、緊急時に普通に役立つだろうし、コンパクトなUFOマウスだけ常備しとけばいいかな? と。

左が常備している有線USBマウス(ロジクールM100r)。普通サイズだが、たま〜に使うために常備しておくにはちょっと邪魔。右はUFOマウス。有線USBマウスが役立つ回数がかなり減っている現在なので、常備するマウスはこういうコンパクトなのがいいかも、というわけだ。

 でもなー、無線接続だと、そういう緊急時に「えっ! まさか無線部分が故障したの?」みたいなコトもありそう。マーフィーの法則じゃないが、パソコン関連ではそういう不運を何度も経験してきた俺なので、「やっぱりより確実性の高い有線USBマウスがいいんだろうなぁ」と思うのだ。

小型マウスにビックリ

 じゃあ、いま常備している有線USBマウスよりも小さい有線USBマウスを買いましょう♪ と探してビックリ、「こんな小さい有線マウスってあるんだ!」「しかもケーブル巻き取り式!」ということで思わずポチッと注文した。

 買ったのはSHEYIブランドの有線USBマウス。Amazonで918円だった。

こんなマウス。大きさは75×40×20mm。巻き取りリールやUSB-A端子と本体のサイズ比がヘン! 目の錯覚的な……。
いま常備している有線USBマウス(ロジクールM100r)と比べるとその小ささがわかる。
ホンット小さい。ボタンは左右クリックボタンと押下できるホイールボタン。
ケーブルを伸ばすと70cmある。ケーブルはかなり細い。

 使用感は悪い。つまむ幅が狭いので違和感がある。またクリックボタンが重めで、やや慎重にポインターを合わせてちょっと慎重にクリックしないと、狙ったポイントを外してしまう。

 のだが、こういう目的のマウスはそんな操作感でもあまり問題はない。なにしろ「たま〜に」の場合に「ちょっとだけ使う」程度だからだ。選択肢を決めるラジオボタンを押すとか、メニューから再起動を選ぶとか、その程度しか使わないことが多い。

 ただ、この細さの巻き取りケーブルだと……切れちゃいそう。とは思ったが、たまーにちょっと使うだけなので、そうそう切れないだろうとも思った。また、超小型なので、予備にもう1個買っておくという手もある。

 でもなんか……このケーブル巻き取りのリールの部分が邪魔である。マウス全体の長さとしては15cmくらいあって、普通サイズのマウスより前後に長い。

本体にケーブルを巻き取れるマウス

 てゅーかケーブルを本体内に巻き取れるマウスってないの? と探したらアッサリ見つかった。エレコムの「M-TM10UBシリーズ」だ。Amazonで2073円だった。

こんなマウス。大きさは幅55.5×奥行103.8×高さ28mm。左右クリックボタンと押下できるホイールボタンを備える。カラーはブラックのほかブルーやピンクやホワイトがある。
裏面にUSB-A端子を格納できる。容易に引き出せる。
ケーブル長は約63cm。
左から、ロジクールM100r、SHEYIブランドの超小型マウス、そして本製品。薄さと邪魔にならなさでは、本製品がいちばんだ。
合成皮革の収納ポーチ付き。モバイルでの使用を想定しているらしい。

 イイじゃないですか〜コレ! いちばんスッキリと常備しておける。サイズ的にも小さすぎず、クリックボタンやホイールボタンの操作感もフツーに良好。そうなんだ〜有線マウスもジワジワと進化してたんスね〜♪

本体にケーブルを巻き取れて、しかもUSB-C端子のマウス!

 前出のエレコム「M-TM10UBシリーズ」と、USB-A/USB-C変換アダプターをビニール袋に入れて保管しようとしたところで、手が止まった。てゅーか、こういう本体内ケーブル巻き取りタイプのマウスで、USB-Cのってナイの?

 探したらコッソリと存在していた。サンワサプライの「400-MA100」で、直販価格は2280円。

大きさは、約幅54×奥行き82×高さ33mm。左右クリックボタンと押下できるホイールボタンを備える。カラーはブラックのみ。
裏面にUSB-C端子を格納できる。ちょっと引き出しにくい。
ケーブル長は65cm。
左から、ロジクールM100r、SHEYIブランドの超小型マウス、エレコムM-TM10UBシリーズ、サンワサプライ400-MA100。薄さはエレコムM-TM10UBシリーズが勝るが、サンワサプライの製品は全体的なコンパクトさが秀逸。

 コレはさらにイイ! 常備有線マウスにもうUSB-A/USB-C変換アダプターは不要だゼ!!! それにUSB-A端子だけのホストってどんどんなくなっているし!

 使用感も上々で、フツーに使える最小サイズという印象。たま〜に使うだけのマウスとして、エレコムM-TM10UBシリーズと並んで扱いやすいと感じた。

 残念なのは、このマウスにたどり着くまでに2つも「たぶんもう使わないっていうか触れもしないマウス」を2つも買ってしまったことだ。いまどき有線マウスなんて欲しがる人もいなさそうだしなー。でもでも、1個持ってると「助けられる」ことがある有線マウスなので、「ですよね〜」と同感できたらゼヒ常備を!

 あ、このサンワサプライ400-MA100の直販ページに、「なるほど」と思わされた活用事例がひとつあった。それは「デバイスのトラブル時もサッと使える!!」として、ディスプレイが割れたスマートフォンと接続して使っている様子。

※画像は商品販売ページより。

 なーるほど、画面割れスマートフォンでタッチ操作ができにくくなった場合も、マウスで操作してデータを退避させたりできるョ! と。というコトで、スマートフォンの画面を割りがちな方も、ゼヒ有線USBマウスの常備を!

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。