スタパ齋藤の「スタパトロニクスMobile」
スマートフォンとビニール袋と超薄サイフ
2020年11月16日 06:00
iPhoneをZiplocで保護してゆきたいッ!!!
俺の場合、スマートフォンをビニール袋に入れがちなのである。
現在はiPhone 11 Pro Maxをビニール袋に入れて持ち歩いたり……いや走ったりしている。こういうコトは2008年くらいからヤッているのだ。
って、何を言っているかわかりにくいと思うが、スマートフォンをビニール袋に入れて保護するということである。
最近のiPhoneは防水防塵になったので、防水などのためにビニール袋に詰める必要はなくなった。のだが、それでも俺はiPhoneをビニール袋に入れて携帯したりしている。というのは、ビニール袋に入れるだけでiPhoneを傷や汚れから守れるからだ。
たとえばアウトドアアクティビティ。砂埃や汗などにより端末が汚れがち。じゃあケースに入れて……それでも端末画面やケースが汚れがち。イヤっスよね、砂埃とか汗とかが端末にたっぷり付着しちゃうのって。
そこでアウトドアアクティビティ中などはiPhoneをビニール袋にに封入して汚れを防ぐ。アウトドアアクティビティ終了時にはビニール袋からキレイなiPhoneを取り出して使用。こうすればiPhoneをいつも清潔に保てる。
ところで、ここまで書いてきて言うのもナンだが、スマートフォンをZiplocなどのビニール袋に入れている様子は、かなり見すぼらしい。チープでありショボい。
だがッ!!! この「Ziploc お手軽バッグ SSサイズ」は60枚入りで300円程度。1枚5円くらい。突き抜けたコストパフォーマンスなのであり、入手性も非常に良好である。そして上記のとおり、6.5インチスマートフォンのiPhone 11 Pro Maxが入っちゃうので、まぁたいていのスマートフォンが収まるのだ。ここまで完璧なスペックのビニール袋、使わない手はナイ!!! と思う。
そして最近の端末はQi充電に対応しているものが多い。ので、Ziplocに入れっぱなしでずーっと使うことも可能だ。Ziplocに入れた状態で顔認証のFace IDも利用できる。まあ画面表示が少〜し白っちゃけるが、ふつーに実用的である。
ただ、カメラを使う時はレンズ部をZiplocから出さないとソフトフォーカスな写真になってしまう。でも、けっこうイイ感じのソフトフォーカスなので、これはこれとして利用してゆきたい!!!
iPhone 11 Pro MaxやiPhone XS Maxにシンデレラフィット!!! iPhone全然汚れないし傷つきにくい!!! 横型で端末出し入れが容易!!! 入手性抜群で1枚5円!!! ということで、俺の現在の主要スマートフォンケースは「Ziploc お手軽バッグ SSサイズ」となっている。
ただし、この「Ziploc お手軽バッグ SSサイズ」にはひとつ弱点があり、フリーザーバッグなど他のZiplocと比べると「薄い」のだ。普通にiPhoneケースとして使っていて破れるようなことはないが、強度的に何となく物足りない。でもまあ逆に、この薄さだから画面表示がそこそこ見やすかったりFace IDが使えたりイイ感じのソフトフォーカス効果が得られたりするとも言える。
iPhoneに続き、現金もZiplocへ入れ、俺的2020年サイフに
iPhoneをZiploc入り状態で使いがちなのは、サイクリングの時。砂埃の汗もあるサイクリングでは、端末のZiploc封入はとても有用なのだ。もちろんZiplocに入れた状態でもSuicaなどの電子決済ができるので、ちょっとドリンクを買うなんて時にもそのまま使える。
ただ、郊外のサイクリングだと電子決済だけで済まないことが少なくない。駅前の自販機以外はだいたい電子決済非対応だったりするので、現金も携行してサイクリングしている。
電子決済については、俺的にもメインの決済方法になりつつあるが、それでも何だかんだで現金を携帯する必要がある。現金払いのみの店舗も少なくないし、現金払いのみの有料駐車場もまだまだ多いし、個人病院とか小さな調剤薬局とかって意外に電子決済非対応だったりする。ツイデに、災害時や停電時などは、電子決済はわりと全滅な感じなのも怖いところ。
さておき、Ziplocな日々を過ごしていたある日、Ziploc入りiPhoneと紙幣を見て、ふと思った。「あれ? iPhone 11 Pro MaxとかiPhone XS Maxの6.5インチiPhoneって、1万円札と同じサイズ!?」と。重ねてみた。
ということは、「Ziploc お手軽バッグ SSサイズ」に1万円札が入る? あら入った!!! これもシンデレラフィット!!! 1万円札が入るということは、それより長辺が短い紙幣である5000円札や1000円札も……入った!!! てか、サイクリングの時とか、これで現金持ち歩けばいいかも♪
サイフとして考えると、このZiplocは非常にショボくカッコ悪く非常識な感じではあるのだが、同時に世界最薄・最軽量のサイコーに携帯性に優れたサイフとも言える。しかも1枚5円くらいなので、世界最安サイフとも言えよう。
てゅーか、こんなご時世だし時代だし、現金とかたまにしか使わないなら、現金をひとまとめに携帯できる入れ物なら何でもいいんじゃない? Ziplocサイフを見て、そんな気持ちになった俺なのである。
物は試しと、実際にこのサイフをサイクリング時以外にも使い続けてみたのだが、非常にイイ。まずバッグの中で全然嵩張らないのがイイ。それに、長財布に似た使用感がナイス。紙幣を折らずに出し入れできて便利だし、レシートなんかもスッと入れられる。透明というのが秀逸で、紙幣や硬貨の選び出しが容易であり、開口せずとも中身がだいたいわかるのが非常に実用的だ。あと完全防水のサイフって点でも、なかなかいい。
だがZiplocサイフには、2点、微妙なトコロがある。ひとつは「あらあのヒトZiplocをお財布にしてるわよ〜変なの〜」的に思われてないかナ〜という気分になるところ。でも超薄なのでバッグ内でZiplocサイフを開いて紙幣や硬貨を取り出せば、「変なヒト〜」と思われずに済むよナ〜と思う。
もうひとつは強度。やっぱりこの「Ziploc お手軽バッグ SSサイズ」の薄さが不安である。バッグから取り出した途端に破れて小銭ジャララララ〜紙幣ヒラヒラヒラ〜とかならないか、心配なのである。
とか言いつつも、Ziplocサイフを使い続けて数週間。薄さに不安を持ち、人前では隠す感じで使いつつも、スンゲく便利でもう病みつき。そして「もうちょっと強度があるものを」「さらに便利に使えるものを」と、俺的2020年サイフを探し始めたのであった。
強度ならコレ、頑丈ビニール袋「LOKSAK」をサイフに
アーッ!!! そう言えば頑丈なビニール袋持ってたわーッ!!! 「LOKSAK」ってヤツ。厚めのビニール袋で、開口部はダブルジッパーで、防水防塵に優れるとされている。たくさんのサイズがある。
使用感は、前出のZiplocよりも強度が高くて安心感がある。開口部が2重ジッパーになっているのも安心感がある。これならまあ壊れることもなさそう。
なのだが、このLOKSAKは2枚で1500円以上する。ビニール袋2枚で1500円かぁ……なんだかネ。サイフとしての実用性は高いが、コストパフォーマンス的に残念感がある。
まあでもやっぱり中身が見えるサイフっていいなぁ。あとやっぱり強度が高いと安心して使える。あと横型だと紙幣も硬貨も出し入れしやすくて使いやすい。そう思い、「透明」「強度」「横型」をテーマとし、さらに俺的2020年サイフを探求していくのであった。
汎用透明ケースをサイフ化、A6横型がキーワード
続いて、リヒトラブの「クリヤーケース(ヨコ型) F-155」をサイフとして使った。たまたまホームセンターで見かけて、1万円札をかざしてみたらジャストフィットしそうだったのだ。
サイフとしての使用感は、前出のビニール袋類より2ランクくらい上って感じ。まず横スライド式のファスナーにより容易に開口できるのが、とても便利。素材も厚みがあり、無理をしなければ絶対壊れないというイメージだ。
……なるほど、紙幣を折らずに入れられるサイフとして使う場合、「A6横型」がキーワードとなるのか。他のA6横型ケースを調べてみると、どうやらどれも、1万円札が折らずに入るサイズであるようだ。あと、開口部はこういうファスナー式が便利。ということで、「透明」「強度」「A6横型」「ファスナー」をテーマとしてさらに探求を続けた。
無印良品のケースがジャストフィット、ただし一部は条件付き
続いて、無印良品のケース各種。条件付きながら、なかなかサイフ向けの製品があった。写真と説明文で以下にご紹介したい。
どれも入手性が良く、条件付きながらもサイフとしてもそこそこイイ感じで使えてナイス。片面だけ透明のケースは、出先で使うにおいてもちょっと抵抗感が少なくてイイかもしれない。
徐々に俺的2020年サイフの理想形に近づくが……
続いて、Amazonで購入した激安メッシュケース。メッシュの強化素材が入った透明ケースで、ファスナー式で、6種サイズ合計12枚で1000円とかで売られている汎用ケースだ。そのA6サイズの横型がサイフに適しそうなので購入。
A6サイズ横型ということで、紙幣を折らずに入れられる。また、ファスナー式なので開閉も快適。メッシュ素材であり、縫製して作られているので、強度的にも十分という印象。
また、メッシュにより、ほどよく現金が見え隠れするのも好印象。自分からすれば「どの貨幣が入っているかわかる」が、第三者からすると入っているのが貨幣かどうかわからない程度にぼやけて見えるというわけだ。
ちなみに、ここまでイロイロなサイフ代替品を改造し、紙幣に対してジャストサイズにしてきたが、これには理由がある。ジャストサイズでないと手前に入れた硬貨が紙幣の裏側に入ってしまったりするのだ。紙幣が上下に動かなければ、硬貨が紙幣の背面に入り込まずに快適に使えるので、ジャストサイズに改造しているというわけだ。
さておき、続いて、ホームセンターで購入したメッシュケース。「これサイフになりそう」と思って買ってみたら、なかなかイイ感じであった。どちらも株式会社たんぽぽの製品だ。
最後のたんぽぽ「B6メッシュケース Wファスナー」は、現在の俺的2020年サイフとして使用中。紹介してきた中では微妙に厚みがあるサイフではあるが、普通の長財布などと比べると極薄と言えるレベルだ。紙幣も硬貨も出し入れしやすく、特に硬貨は目視して選び出しやすいのがナイス。
と、なんか理解されにくい探求を続けてきた俺ではある。
が、現金の扱いが非常に快適になった。現金を入れるサイフって、そもそもサイフ自体が嵩張るんスよね〜。あの嵩張り感から解放され、現在は俺のバッグ内に空間的余裕がけっこう生まれているのであった。愉快&実用的なので、今後も俺的サイフを探求してゆきたいッ!!!
……あと、こういう「紙幣と硬貨がとりあえずまとめて入る」ような薄っぺらいサイフって、現金の一時保管や目的別分別、国別の貨幣保管や携帯にも便利だと思われる。軽く薄く嵩張らないし。そんな観点から、節約派や旅好きな方にもオススメと言えよう。