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GALAXY Note Edgeで撮った写真。フォーカスが合うのが早く、スナップ写真をサッと撮れるのがうれしい。暗いところでも、そこそこキレイに写る

 「GALAXY Note Edge」で、意外と気に入っているのがカメラ機能。高速オートフォーカスに対応しており、すぐにピントが合ってシャッターを切れるのがいい。画質も比較的高く、満足している。さすがに最新機種の「Galaxy S6 edge」などと比べると劣る面もあるが、このくらい撮れればそこまで強く不満を感じることもない。実際、以下の写真はスナップ感覚でサッと撮ったものだが、仕上がりは悪くない。

 そんなGALAXY Note Edgeのカメラだが、アプリでモードを追加すると撮影の幅がもっと広がる。撮影時にエッジスクリーンに表示される「モード」ボタンを押し、「ダウンロード」を選択すると「Galaxy Apps」が起動する。ここから、必要なアプリをダウンロードするだけと手順も簡単だ。特に気に入ったのが、この中にある「Food shot」。なぜか英語のままだが、ダウンロードすると日本語になり、「食べ物」というモードが加わる。あえて意訳すると、「飯ウマ」モードといったところだろう。

サムスンが運営するアプリマーケットの「Galaxy Apps」から、追加のモードをダウンロードできる
インストールが終わると、カメラのいち機能のように呼び出せる

 このモードを使うと、どのくらい飯ウマ写真になるのか。ご飯中に撮影できそうなタイミングを見計らって、何度かチャレンジしてみた。うっかり画角を4:3に変更するを忘れてしまい、写真の比率が変わってしまっているが、使用前・使用後を何回か試してみたので、以下で比較していく。

 まずは、ラーメンの写真。食べ物モードの方が、より色味がこってりしている印象を受ける。玉子やスープの色味を見ると、その違いがよくわかるはずだ。

オートモードで撮影したラーメン
食べ物モードにしたところ、やや色がこってりした印象

 次がオイスターの写真。オートで撮影した写真は、白っぽいのに対し、食べ物モードは暖色が増している。個人的には、ことオイスターに関してはオートモードの色味の方が好みだが、この辺は判断が分かれるところかもしれない。なお、目で見たときの印象はオートモードの方が近い気もしている。

オートモードで撮影したオイスター
食べ物モードだと、オイスターが暖色寄りになっていることが分かる

 最後にアヒージョ。こちらも、オイルの色がはっきり違っている。細かな点を見ると、バゲットの色味も食べ物モードだとやや暖色が強い。

オートモードで撮影したアヒージョ
食べ物モードだと、よりオイルの色がはっきり出ている
オートモードで撮ったアヒージョの彩度を、プリインストールされたアプリで上げてみたところ、食べ物モードで撮った写真に近くなった

 食べ物モードにすると、全体的に彩度が上がり、オレンジっぽい色合いが強くなるようだ。試しに、オートで撮ったアヒージョの写真を使い、内蔵ギャラリーの画像加工アプリで彩度を上げてみたところ、料理モードで撮ったものに近い仕上がりになった。食べ物モードにし忘れてしまったときは、この手を使うのもありかもしれない。

 このように追加でモードを加えることができるのは便利でいいが、Galaxy Appsにあるのはわずか7種類。全部を使いこなすかどうかは別にしても、もう少し数が多いと、撮影がさらに楽しくなると感じた。また、被写体を認識して、自動で食べ物モードにするような機能もほしい。モード変更を忘れてしまうこともあるし、やはりおいしいご飯を食べる前の撮影は、サッと済ませたい。モードを変える手間も減らしたいところだ。実際、自分のギャラリーを見ても、モードを変更しないまま撮ってしまった写真がかなりある。せめてプリインストールはしていてほしいが、先日発売された「Galaxy S6」「Galaxy S6 edge」でもこのモードはダウンロードコンテンツの扱いだった。次の機種やアップデートでの対応に期待したい。