みんなのケータイ

 今年も数多くの携帯電話が登場したけれど、主役はやっぱりスマ-トフォンだった。2010年頃から普及期に入ったスマートフォンは、今年、本当に裾野が広がったように思う。そうなってくると、不満もいろいろと目立ってくる。特に「繋がりにくい」「バッテリーが持たない」というのは、機種やキャリアを問わず出てくる話じゃないだろうか。

 繋がりやすさについては、携帯各社のネットワークの整備に期待するところだけれど、もう1つ、電池の持ちについては、たとえば持ち運びできるモバイルバッテリーを使う、といった手段でしのいでいる人も少なくないはず。関口も、もちろんその1人だ。そんな中、シャープが最近推している「IGZO」(イグゾー)が気になっている。これ、液晶ディスプレイの技術で、使わない瞬間に電流を止める、といった手法によって、従来よりも大幅な省エネ化を実現しているのだという。

 ご存知の方も多いだろうが、スマートフォンのバッテリー消費のほとんどは画面表示だ。この部分が省エネになるというのは、なかなかすごそう。実際にどうなのか、これから数カ月使ってみるけれど、4.9インチという、現状のスマートフォンとしては最大クラスのディスプレイでありながら、数日使った段階で、これまで使ってきた機種と比べて、バッテリーの減りは緩やかかも? という印象を持っている。この印象のまま、あるいはそれを上回るのか、あるいはそうでもないか、ちょっと気にしながら使っていきたい。

 そしてもう1つ気になるのが操作性。Androidスマートフォンが普及し始めた頃、機種によっては結構“ひっかかる”ような操作感で不満を感じた人もいるはず。このあたり、「AQUOS PHONE ZETA SH-02E」は2GBメモリということもあってか、サクサク操作できる。NOTTVを観たり、ソーシャルをチェックしたり……と連続して使っていくと、背面がほんのり温かくなってくる感じだが、熱いと感じるほどではない。文字入力もサクサクといける。この冬のパートナーとして、「AQUOS PHONE ZETA SH-02E」は頼りになりそうだ。