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Lumia 920の黄色。思ったよりも派手ではない

 11月末に香港の携帯事業者「SmarTone」に予約したNokia Lumia 920。香港では前評判が高く多くの予約者を集めたことは前回書いたが、販売開始後はNokiaストアでも入荷するや否やすぐに完売が続いている状況だ。事業者の予約も順番待ちが続いていたが、筆者の分はようやく12月になってから入荷した。

 NokiaのWindows PhoneであるLumiaシリーズは、そのビビッドな本体カラーが大きな特徴だ。そしてこの冬の新製品でありフラッグシップモデルでもあるLumia 920は黄色や赤などさらに鮮やかなカラバリが加わっている。筆者もNokiaがイベントや展示会で大きくアピールしている黄色モデルを選択してみた。実際に手にしてみると光沢感のある表面は派手さよりも自然に溶け込むような絶妙な色使いであり、上品さも感じられる。このあたりは北欧メーカーならではの感性がうまくでているのではないだろうか。

片手で十分持てるサイズ。重量は若干重い

 Lumia 920の本体サイズは130.3×70.8×10.7mm、185gだ。同じディスプレイサイズの他社スマートフォンとほぼ同等の大きさだが、若干厚みがある。これはPureView技術のカメラとNFC、そしてワイヤレス充電のQiのアンテナなどを内蔵しているからだろう。背面側はゆるやかな弧を描いているのでこの厚みでも持ちにくいことは無い。一方185gはかなりの重量だ。角が取れた本体のデザインや明るい本体カラーが感覚的に重さを低減させてくれるようではあるが、あと10~20gは軽くして欲しかったところ。

 さて香港購入のLumia 920には標準で日本語設定が入っており、メニューやマーケットなどもすべて日本語での表示が可能だ。また文字入力は英語や中国語のみがプリインストールされており、キーボードを追加することで日本語のQWERTYキーボードやフリック入力が利用可能となる。このあたりのグローバル対応は他のWindows Phone端末では限定されている製品もあるようだが、iPhoneやAndroidと対抗するためにも全ての製品で主要言語への完全対応はぜひともお願いしたいところだ。

日本語対応がうれしいLumia 920

 Windows Phone 8はスクリーンキャプチャが撮れるようになったりBluetoothのプロファイルが増えるなど基本的な機能も強化されている。個人的にはこれでようやくメインのスマートフォンとしても使えるレベルの製品になったと感じている。どこまで便利に、そして楽しく使えるか今後が楽しみだ。