【MEDIAS TAB UL N-08D】

このタブレット、軽いぞ――移動時間は読書時間になりました

2012年10月29日 06:00
(津田啓夢)

 通勤や取材先までの移動中、最近は「MEDIAS TAB UL」を利用している。2010年に登場した「GALAXY Tab SC-01C」以来、7インチクラスの使い勝手の良さにハマっており、初代GALAXY Tabも未だ現役、自宅のトイレで活躍してくれている。

 7インチサイズの何がいいって、自分の生活にちょうどいいサイズ感にほかならない。ベッドに寝転がって使ったり旅行鞄に忍ばせたりと、10インチ前後のものよりも日常のちょっとした場面での取り回しが良い点が気に入っている。都心部を離れるような取材先だと、ノートパソコンがトラブルにあったときの予備として、折りたたみ型のBluetoothキーボードと一緒に仕事でも使っている。

 「MEDIAS TAB UL」を触って、一番最初に感じるのはその軽さだ。250gを切るボディは、手にすると「アレッ?」と意外な軽さに少し意表をつかれる。モバイル機器の軽さは正義。これまであまり積極的に利用してこなかった電子書籍にも手が伸びるようになった。

 Amazon.co.jpがKindleストアをオープンしたところだし、Amazonの購入体験に慣れている人はこれまでより電子書籍を買いやすい環境になったんじゃないかと思う。7インチの「MEDIAS TAB UL」は、画面を横にして読書するより縦画面で楽しむ方が現実的だ。Kindleストアで安く買えたので「テルマエ・ロマエ」も読んでみたのだが、夢中になって降りる駅を通り過ぎてしまった。エリアが広がりつつあるとはいえ、通信に不安のある地下鉄利用時は、ネットよりも電子書籍を読んだ方が楽しい時間が過ごせそうだ。