窮屈なソーシャル、自業自得なその顛末

2012年6月13日 06:00
(津田啓夢)

 GALAXY SII WiMAXで一番使っているのは何か? 私の場合、これはもう圧倒的にソーシャル連携サービスだ。ここのところ「一体何をしているんだろう?」と思うことが続いたので、そんな話を少し。

 ソーシャルサービスは、「Twitter」や「Facebook」を中心に利用していて、頻度はがくんと落ちるが「mixi」や「Google+」、「LinkedIn」も一応使っている。「GREE」や「Mobage」はソーシャルサービスというより、ゲームをやる場所として利用していて、そちらはフィーチャーフォンの頃より利用頻度が減った。

 その代わり、専門系のソーシャルサービスの利用が増えた。たとえば、写真ソーシャルの「Instagram」、位置情報ソーシャルの「Foursquare」や「ロケタッチ」などだ。

 最近はグルメ写真の「Snapdish」も利用中で、これに加え「はてなブックマーク」のアプリやゲームアプリのソーシャル連携機能も使っている。GALAXY SII WiMAXのカメラは起動時に待たされる印象もなく、食事のスナップが気軽に行える。しかも、SUPER AMOLEDディスプレイの“濃い”色は、食事の写真が見た目よりもおいしそうに見えるのでうれしい。

 ソーシャルサービスは基本的にフォローしてリフォローされるか、もしくはフォローされてリフォローすることで、“ソーシャルサービス化”する。気になったサービスはなんでも使い、自分のスマホ周りはどんどん“ソーシャル化”されていくので、各サービスの投稿内容を丁寧に確認されると、私のプライバシーはほぼダダ漏れ状態になる。

 幸いにしてキモ面系男子ということもあって実害はないものの、自らさまざまなサービスの“ソーシャル化”を実践したことで、自分で自分の首を絞めつつあるような、そんな気分になったりする。変な対処法だが、たとえば写真の投稿時間を遅らせたり、位置情報の登録地点を少しずらしたりして、リアルタイム性を回避することがあるし、この店ではソーシャルサービスを利用し、この店では利用しないと決めることだってある。近頃、位置は登録しないが写真だけ投稿するという“自分ルール”も存在する。

 そうまでして利用するものではないはずなのに、そうまでしてソーシャルサービスを利用するのはなぜだろう。そんなに自分の“今”を伝えたいのか? それほど自分の今が大事なのか? あまり承認欲求は強くないと思っているが、もしかして相当強いのか。窮屈にならない程度のソーシャル連携とその活用、少しだけ真剣に振り返る時期なのかもしれない。