アドレス帳データのメンテナンスに悩む
関口が使うMEDIASには、グーグルのアドレス帳サービス「Google連絡先(英名:Google Contacts、グーグルコンタクツ)経由で、さまざまな友人知人の連絡先が保存されている。このデータは、かつて「フィーチャーフォン」→「LYNX SH-10B」と赤外線通信で転送し、そのデータが「Google連絡先」上で管理されていたものだ。
グーグル提供のパソコン向け写真管理ソフト「Picasa」では、顔認識機能が用意され、「Google連絡先」に登録されている人物と紐付けることができる。友人たちと遊んでいるときの写真を元に、プライベートでリラックスした表情をアドレス帳データに登録できる。顔認識のデータとGoogle連絡先の連携は、Picasaのメニュー「ツール」→アップロード」→「人物とサムネイルのアップロード」から可能だ。こうすることで、AndroidとGoogleのアカウントが同期した後は、Android端末上の連絡帳データにもPicasaの顔写真が反映されるようになる。
ただし、フィーチャーフォンから移したデータ、そしてGmailで扱ってきた連絡先データ、それらに加えて顔認識する際に登録した人物データと、3つの“統合”はなかなか大変だ。これまで暇を見つけて細々とメンテナンスしてきたが、そろそろ投げ出したい気分で一杯になってきた。その上、アドレス帳上の友人たちのデータに対するSNSアカウントの紐づけはまったく手についていない。フィーチャーフォンはまだ運用中なので、いっそMEDIASに登録済のデータと「Google連絡先」のデータを全て消去してしまおうか、と何の解決にもならない方策すら脳裏をかすめる。
Androidでは、Google連絡先、mixiのマイミクリスト、Facebookの友人など、サービスごとに“アドレス帳”が用意されるような感覚で使うことになるのだろう。それぞれのサービスで、異なる人たちと交流していれば、人物の重複がなく、大して面倒にも感じないのだろうが、重複が多大になると、整理したい欲求は出てくるものの、そこに立ちふさがる壁もまた大きい。こうした友人たちの重複データ、いつの日か、自動的に整理整頓されたりしないだろうか。