F1応援にピッタリなiPadアプリ
2010年のF1も終盤戦に突入。今年のF1は、ポイント制度が大きく変わり、また実力も伯仲するなど見応えのある展開となっている。コンストラクターズランキングをリードするレッドブルでは、ベッテルとウエバーがガチンコのバトルを展開し、「チーム内紛勃発か」なんて騒がれていたりとサーキット以外でもかなりの見応えがあったりして面白い。2006年に引退して今年復活したミハエル・シューマッハーにはもうちょっと頑張ってもらいたいのだが…。
さて、そんななかでも特にレースを盛り上げてくれる存在が、日本人ドライバーである小林可夢偉。昨年終盤にトヨタからF1デビュー。すぐに入賞するなど実力は折り紙付きだ。今年はトヨタのF1撤退に伴い、マシン開発環境の乏しいザウバーに移籍することになったが、それでも不屈の精神でこれまで5回の入賞を飾っている。先頃、2011年もザウバーに残留することが発表されるなど、ますます期待の高まるドライバーだ。
さて、F1観戦のお供に最適なiPadアプリと言えば、F1公式のタイミングアプリ「F1 2010 Timing App Championship Pass」だ。有料でしかも2000円とえらく高いのだが、F1ファンにとって大満足の内容になっている。レース中、誰が何位で、どれくらいのラップタイムで走っているかがわかるのが便利。しかも、サーキットマップも表示され、どのドライバーがどのコーナーを走っているかがリアルタイムでわかるのだ。
通常、F1中継は、トップを走るドライバーや、バトルを展開しているところしか、映像では流れない。後方から猛烈に追い上げる可夢偉はなかなか映してくれないのだ(順位が上がり始めるとクローズアップされる)。このアプリがあれば、いま可夢偉がどこを走っているかが一目でわかる。前と後ろが誰なのかもわかるのが便利。iPhone版もあるのだが、iPad版のほうは順位とサーキットマップが大きいので視認性も高い。
リアルタイムなので、スカパー!で生中継を見るのには最高に楽しめるアプリ。F1はPC向けにもタイム表示を行っているが、こちらは手軽に見られて、しかもマップがある点がよい(それにしても2000円は高い)。
いよいよ10月8日からは鈴鹿サーキットで日本GPが始まる。是非ともiPad片手に可夢偉の走りを応援してこようと思う。