ガンガンメールでガンガンツイート

2010年2月17日 11:00
(石野純也)

 メールチェック(とたまにする返信)のために導入したガンガンメール用端末「PRISMOID」だが、それだけで終わらせるのは少々もったいない。そんな風に思っていた矢先に、Twitterがメールでの投稿に対応した。これは活用できそうだということで、早速利用を開始。Twitterのケータイサイト(http://twtr.jp)で、ツイート(Twitterへの投稿)専用のメールアドレスを発行した。このアドレスを電話帳に登録しておけば、簡単にメールでつぶやけるというわけだ。タイムラインの確認や返信、「RT」(リツイート)はできないが、コンパクトで軽量なPRISMOIDなら、ポケットからサッと取り出して素早くTwitterに投稿できる。独立したテンキーは手探りで押しやすいため、歩きながら「○○なう」などとつぶやくこともできた。

 しかも、この端末は京セラ製で「すぐ文字」機能が使える。すぐ文字とは、待受画面からダイレクトに文字を打てる機能のこと。入力した文章は、メールの本文にしたり、ネット検索に使えたりと、様々な用途に活用できる。入力してからアウトプット先を選ぶという流れは、慣れてくると思いのほか快適だ。特にTwitterの場合、サイト(やクライアント)にアクセスしてから何かつぶやくことを考えるわけではなく、つぶやきたいことが頭に浮かんでからサイトを利用するわけで、「すぐ文字」は人間の思考パターンに近いような気がしている。この“つぶやきやすさ”もあって、「すぐ文字+メール投稿」を始めてからは、PRISMOIDからの単発ツイートが多くなった。

 ただ、多少の設定は必要だ。すぐ文字は特殊な機能のためか、デフォルトではオフになっている。まずはこれをオンにしなければならない。次に、すぐ文字の文章のアウトプット先を並べ替えた。そのままだと、先頭が「インターネット検索」になっており、文字を入力した後カーソルの下を押して「Eメール本文」を選ばなければならないからだ。急いでいるときなどは、この操作が面倒だ。Twitter利用が多いなら、「Eメール本文」を一番上にしておくとよいだろう。この設定だと文字を打てば、あとは決定キーを押していくだけで本文入りのメールが完成する。また、利用中のPRISMOIDは受信が主な用途で、こちからは返信以外でメールを送ることがないため、電話帳は空のまま。結果として、登録しているのは、Twitter投稿用のアドレスだけという状態になっている。これなら、宛先の選択もスピーディーなのだ。

 とは言え、普通の使い方をしているユーザーにとっては、たくさんのアドレスの中から投稿用のものを選択するのが少し面倒かもしれない。すぐ文字に「ツイートする」もしくは「つぶやく」というメニューが加わればいいのだが……。投稿用アドレスを事前に登録して、写真をボタン1つでブログにアップロードできる機種はあるので、次回以降の機種では、ぜひこのような仕組みも検討してほしい。