みんなのケータイ

安くなったネットワークカメラで野良猫や「G」からマイホームを守る

 現在の家に住んでおよそ10年が経過しましたが、東京23区内とはいえ家から一歩外に出れば、そこは“自然”でして、人間だけではないさまざまな生き物が生息しています。それゆえ、この10年の間に、筆者宅も害虫・害獣に関するトラブルを少なからず経験してきました。

 中でも困ったのが野良猫です。どこからともなくやってきて、庭の一角をトイレにするなど糞尿の被害は言うに及ばず、時にはどこかで捉えたネズミの死骸を置いていく始末。猫の習性上、何も対策をしないと同じ行為を続けてしまうのですが、かといって仕事などで外出することもあるだけに、毎日家の周辺をくまなくチェックするのも難しい状況でした。

野良猫の監視用に設置した「ATOM Cam 2」。低価格ながら屋外での利用にも対応しており、2年近く経過しても問題なく動作している

 そこで導入したのがネットワークカメラです。最近はスマートフォンで映像を確認できるネットワークカメラが、数千円くらいからと比較的安い価格で購入できるようになりましたし、動体検知に対応し動きがあった時だけ録画するなどの機能を備えたものも増えています。そこで野良猫が悪さをしたらすぐ対処できるよう、ネットワークカメラを設置するに至った訳です。

 この時、設置したのは低価格で屋外にも設置可能、かつ夜間の撮影や動体検知にも対応したアトムテックの「ATOM Cam 2」。設置してから2年近くが経過していますが筆者のニーズには十分応えてくれていますし、外に置きっぱなしながらも故障することなく現在も稼働しているので満足感は高いです。

敷地内に侵入してきた野良猫も動きを認識してバッチリ録画してくれる

 そしてネットワークカメラを設置して分かったことは、家にやって来るのが猫だけではなかったこと。

 ここ数年来、都内で増加傾向にあるという、ハクビシンやタヌキと思われる動物も定期的に筆者宅周辺をうろついているようで、猫だけにとどまらない対策が必要になりつつあるのはなんとも悩ましい所です。

明らかに猫ではない何かもやって来ることが判明。こちらはハクビシンと思われる生き物

 ですがここ最近、家の中も監視が必要な状況が出てきました。それは言わずと知れた「G」のためです。

 というのも先日、ある部屋でGを発見、即座に退治したのですが、その痕跡を確認するとどうも押し入れの中にまで侵入していた様子。もしかすると押し入れの中に巣くっているのでは……? と思い、監視が必要だということで屋内にもネットワークカメラを導入することにした訳です。

 ただ今回は屋外に設置する必要がない一方で、猫よりはるかに小さい生き物を捉える必要があることから、もう少し性能の高いものを用意することに。そこで選んだのがシャオミの「Xiaomi Smart Camera C500 Pro」というものです。

「G」が住みついていないか監視するため、新たに「Xiaomi Smart Camera C500 Pro」を導入。屋内用だが比較的安価ながら解像度も高く、暗所での撮影にも強い
実際の映像。かなり細部まで映し出せていることが分かる

 こちらは屋内専用となりますが、解像度が最大で3K(2960×1666ピクセル)と高く、上下左右にカメラが動くなど、6000円台のネットワークカメラとしてはかなり充実した機能・性能を備えています。害虫・害獣が活動するのは夜が多いだけに、赤外線暗視機能などを備えており暗い場所の撮影にも強い点も大きなポイントといえます。

録画した夜間の映像は、赤外線での撮影になるためか映像は白黒になるが、元々ほぼ白黒の背景なのでよく見ないと違いが分からないくらい違いはない

 そこで、さっそくこちらのネットワークカメラを押し入れの前に設置して数日。録画を確認してもGを捉えた様子はないことから、現在のところ巣くっている様子は確認できておらず、ひとまず安心という所です。ただ相手がGとなると油断は禁物なだけに、しばらく監視は続けていこうかと思います。