みんなのケータイ

香港で人気のXiaomi 14 Ultra購入を検討、円安が悩ましい

 シャオミのフラッグシップスマートフォン「Xiaomi 14 Ultra」は筆者の居住する香港でも人気製品になっています。3月の発売以降、シャオミのお店にいくたびにXiaomi 14 Ultraを試している人の姿をよくみかけますし、街中でも使っている人の姿をよくみかけるようになりました。香港は圧倒的にアップルとサムスンが強い場所ですが、ライカコラボのXiaomi 14 Ultraはカメラ性能だけを見ても優れた製品であり、さらにデザインや仕上げもいいことから目の肥えた香港の人々にも受け入れられているのでしょう。

香港・旺角にあるシャオミの大型店舗
Xiaomi 14 Ultraを試す来客はいつも多い

 香港の街中にもあちこちに広告が見られ、製品の認知度も徐々に広がっているようです。ちなみに「Xiaomi 14」も同時に発売されましたが、人気があるのは圧倒的にXiaomi 14 Ultraのほう。Xiaomi 14 Ultraは見た目をデジカメ風にしてしまうケースとグリップのセット「Photography Kit」も別売されており、香港では本体購入者には無料で提供されている点も人気の理由なのでしょう。街中のスマートフォン販売店でもこのPhotography Kitを装着した姿で展示している店も多くあり、他社のスマートフォンとの違いを大きくアピールしています。

街中の広告も増えた
デジカメ風になるPhotography Kitをつけて展示している店も多い

 Xiaomi 14 Ultraはライカコラボのカメラが魅力ですが、可変絞りを搭載したことで物撮りにも強く、筆者としては取材用カメラとしての購入を検討しています。f/1.63からf/4.0まで多段階に物理的な絞り羽を調整できるため、近距離撮影でもボケない絵を撮ることができるわけです。なお筆者は現在、ファーウェイの「Mate 50 Pro」をデジカメとして使っていますが、これもf/1.4からf/4.0までの可変絞りを搭載しています。スマートフォンを使った仕事での撮影にはもう可変絞りは必須の機能と感じます。

可変絞りも搭載しているのがXiaomi 14 Ultraの大きな魅力

 Mate 50 Proは2022年秋発売の製品であり、5Gにも非対応。そろそろ買い替えたいと考えており、Xiaomi 14 Ultraに変えるのが最適だと思います。しかし悩ましいのは昨今の円安状況。香港のXiaomi 14 Ultraの価格は8999香港ドルです。一昔前の1香港ドルが15円程度の時代なら13万円台でしたが、急激な円安のために2024年4月中旬時点では約18万円。香港ドルは米ドルとペッグなので、アメリカの為替変動がそのまま香港ドルに反映されてしまいます。収入を日本円で得ている筆者にとって厳しい状況ですが、仕事のために思い切って購入すべきか、連日悩んでいるところです。