みんなのケータイ

憧れ続けていたフォルダブルスマホ「Galaxy Z Fold3」をついに購入! 開封して外観を愛でてみた

 2019年に発売されてから、ずっと「ほしい~ほしい~」と呪いのようにつぶやき続けていた折りたたみディスプレイ搭載のGalaxy Foldシリーズ。

 初代モデルで指摘されていた課題をクリアしていき、三代目となる「Galaxy Z Fold3」が発売され、「代を重ねた今が買いどき!」「予約すれば、2万円近くするGalaxy Buds Proや、1万円もする専用カバーをもらえる!」「ついにSペンに対応したから、仕事道具として認められるよね!」と、実物を触ったこともないのに勢いでポチってしまった。

妄想膨らむ完成度の高さ

 届いた箱を見て、まず感じたのが「大きいなあ!」ということ。ノートパソコンのようにディスプレイを折りたたんだ状態ではなく、開いた状態で箱詰めされているので、フットプリントが大きいのは当たり前といえば当たり前だ。

ディスプレイの大きさが箱の大きさ

 箱の中には、「Galaxy Z Fold3」本体と試供品のSIM取り出し用ピン、それにUSB Type-Cケーブル、クイックスタートガイドや「ご利用にあたっての注意事項」といった文書類が入っている。

本体、試供品のUSB Type-CケーブルとSIM取り出し用ピン。USB Type-Cケーブルは充電のときだけでなく、旧Galaxy端末と新Galaxy端末をつなげてデータ転送するのにも役立つ

 この箱の中身でもっとも興味深いと思ってしまったのは、Galaxy Z Fold3本体より、保護カバーだ。

 なぜなら、箱の中でスマホを傷つけないように貼られているプラスチックフィルムに何やらいろいろと印刷されているから。排気口……マイク……スピーカー……それらの穴の場所を示しているだけでなく、試供品のSIM取り出し用ピンに斜線の入ったシンボルが描かれていることから、「ここにはピンを挿さないでくれたまえ」という注意喚起も兼ねている。

「森? それとも木? のマークが描かれているなぁ」とぼんやり考えていたら、付属のSIM取り出し用ピンを模したものだった

 保護カバーを外し、うわさのディスプレイ折りたたみ部をチェックする。事前の想像と違って“浮き”がない。ディスプレイ保護フィルム(試供品)があらかじめ貼り付けられているのもありがたい。

ディスプレイのヒンジ部分。初めてのフォルダブルに、つい「2年間の使用に耐えられるだろうか」と考えてしまった

 折り曲げてみたところ、任意の角度でピタッと止まる。バランスさえ取れれば、見やすい位置を保ったまま、テーブルの上に置いておけるのがいい。出先で生じてしまうスキマ時間に動画視聴をしたり、SNSの流れていくタイムラインを眺めたりするのに都合が良さそうだ。

このように仰角状態になるほど開いても倒れない
フレックスモードでテーブルの上に置いておくと目立つロゴがかっこいい。カバーを付けたら隠れてしまうけど

 機種変更前の「Galaxy Note10+」と比べると、閉じた状態の「Galaxy Z Fold3」は、縦横ともに小さい。Galaxy Note10+は高さ16.3mmだが「Galaxy Z Fold3」は158.2mm、幅77.2mmが67.1mmとなっているのだ。

左はGalaxy Note10+、右は開いた状態のGalaxy Z Fold3。後者のほうが若干薄いのがわかる
折りたたむとヒンジ部の厚みが目立つ。ただ、愛用のノートパソコンが、やはりヒンジの厚みが目立つSurface Bookなので、個人的にはそれほど気にならない。落とすか落とさないかは別として

 Galaxyオリジナルデータ移行アプリ「Smart Swich Mobile」を使って2年以上使っていた「Galaxy Note10+」からのデータ転送に時間がかかること、購入者全員にプレゼントされるカバーを待っており、カバーなしでは使いたくないことなどから、まだ実戦投入できていない。あと少しだけ使っている自分を妄想しながらGalaxy Z Fold3を愛でていきたいと思う。