リモコンは小さくなくっちゃね！　「Rakuten Mini」をデジカメ用コントローラーとして使う

　新型コロナウイルス感染症の影響で、ちょっと困る場面が出てきた。たとえばどこかで記念撮影をする際、「すみませ～ん、シャッター押してもらっていいですか～？」などと、たまたま近くに居合わせた見知らぬ人に声を掛けられた。でも今となっては、そうのんきなこともしづらい。

　自分の好きなタイミングでカメラのシャッターを切りたい……。そんなときに便利なのが、各カメラメーカーで用意しているスマホ向け専用アプリだ。

　筆者が愛用しているカメラは、「SONY DSC-RX10M4」。いわゆるコンデジの一種ではあるが、ソニーの用意している「Imaging Edge Mobile」アプリが便利。スマホのディスプレイをファインダー代わりにしたり、シャッターを切ったり、撮影した写真をスマホで見たり、それをスマホに移動してそのままSNSにアップしたりできる、とても優秀なアプリだ。しかも、そのアプリ1つで、ほかのデジイチや、ハンディーカム、アクションカムと連携させることもできる。すごい。

ソニー製スマホリモコン化アプリ「Imaging Edge Mobile」の説明。これ以外にも、複数のスマホをコントロールしたり、位置情報を記録したりすることも可能

　ただ、近年のスマホ大型化により、リモコン（スマホともいう）が目立ってしまう。そうはならないのが、最近愛用しているRakuten Miniというリモコン（スマホともいう）なのだ。

　手の中にすっぽり隠せる……とまではいかないが、持ち方や姿勢によっては、かなり目立たないように持つことが可能。これだけ小さなスマホを一般的なコンシューマーでも気軽に買えるようにしたという点では、「楽天モバイル、グッジョブ！」である。しかも、1年間無料だし。

　それはそうと、CPUがQualcomm Snapdragon 439、RAM3GBという非力なスペックのRakuten Miniで使えるのだろうか、という疑念が浮かび上がった。当然のことながら、Imaging Edge Mobileの「動作確認済みスマートフォン[a]」リストには掲載されていない。とはいえ、2013年発売のLG製Nexus 5でも動作するのだから大丈夫に違いない。あちらはクアッドコアだけど、こちらはオクタコア。あちらはRAM2GBだけど、こちらは3GB。イケる。えいやっとインストール。

iPhone Xにもインストールしていたのだが、カメラリストに表示されていれば、タップするだけで連携できるはずなのにうまくいかなかった。Rakuten Miniでスムーズだったため「これがImaging Edge Mobileの実力か！」と歓喜

　結果、見事に動作。ディスプレイサイズが小さいとはいえ、デジカメのものよりは若干大きいし、鮮明だし、タッチ感度も良い。もちろん、本体のシャッターを切るのと異なり、リモコンからでは「ポン」「パシャ」程度のタイムラグが発生するが、想定の範囲内だ。

　アプリのデキの良さもあいまって、かくして新たなリモコンを手に入れることができた。コンデジであっても、各カメラメーカーではリモートコントロール用アプリを用意している場合が多い、とのことなので手持ちのカメラ（またはビデオカメラ）にもアプリがないか探してみてはいかがだろうか。もちろん、コントローラーにはRakuten Miniで。

ここにリモコン（Rakuten Miniともいう）があるのだが、目を凝らさないとわからない

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