みんなのケータイ

5年ぶりのフィーチャーフォン機種変

【arrows ケータイ F-03L】

 以前にこのコーナーでお伝えしたこともありますが(※関連記事)、普段使いのメイン端末はスマートフォンながら、音声通話に関しては未だフィーチャーフォンの「F-07F」を愛用しており、メイン端末の「HTC U11」、サブ端末の「iPhone 7 Plus」と3台持ちしています。

 以前はF-07Fに音声通話と電子マネーを集約していたのですが、電子マネーについてはコード決済の普及によってスマートフォンでしかできない支払いも増えており、電子マネーのキャンペーンもフィーチャーフォンは対象外になることが増えてきたことからFeliCa搭載のHTC U11に集約。F-07Fは10年来契約している電話番号にかかってくる電話や、各種サービスの二要素認証で送られてくるSMSを受信するための専用端末という状況です。

 そんなF-07Fですが2014年の発売から5年経っても一切壊れる気配がなく、「これはFOMAの停波まで使い続けてみるか」とも考えました。しかし、停波は2020年代半ばとまだ先なことを考えると、頑丈なF-07Fでもさすがに持たなかろうと思ったのと、Androidベースのフィーチャーフォンはどんな使い勝手なのだろうという興味も沸き、思い切ってフィーチャーフォンの最新モデル「F-03L」に機種変更してみました。

ドコモの2019年夏モデル「F-03L」

 回線が3GからLTEに切り替わりますが、料金については新プランの「ケータイプラン」がspモード込みで1,200円のため、以前のシンプルプラン980円とiモード300円の合計と比べるとほとんど差はありません。メールアドレスもすでにiモードからspモードへ移行済(※関連記事)のため簡単に機種変更できました。

 変更があったのは機能面で、3Gのフィーチャーフォン向けに提供されていた「2in1」はF-03Lでは提供されていません。ここは少々悩みましたが、元々2in1で使っていた電話番号は一時利用のためで、電話番号が変わっても不都合はないこと、併用しているMVNOで電話回線を契約しているため実質2in1的に利用できると判断しました。

 また、おサイフケータイについてもF-03Lは対応アプリが少なくなっており、ポストペイ型のQUICPayとiD、プリペイドの楽天Edyは対応しているものの、今まで使えたモバイルSuicaやnanaco、WAONなどは対応していません。この点についても前述の通り決済サービスはスマートフォンに集約しているため特に問題はないのですが、フィーチャーフォンでおサイフケータイを使いたいという人は注意が必要です。

 Androidベースのフィーチャーフォンを利用するのはF-03Lが初めてなのですが、Android的なところもありつつフィーチャーフォンにうまく仕立て上げられているインターフェイスがとても新鮮。最近は新しいスマートフォンにあまり興味がわかなかったのですが、F-03Lは久々にいじり甲斐のある端末でした。細かな機能や使い勝手についてはこのコーナーで今後ご紹介していきたいと思います。

折りたたんだ状態はどことなくアイアンマンの面持ち