Googleフォトで作る“お手軽ムービー”が楽しい！

　みなさんはスマホで撮った写真や動画をどのように保存していますか？

　僕は、すべて「Googleフォト」に保存しています。iPhoneも含め、複数台のスマホで撮った画像を一括管理できるので、とても重宝しています。

　ファイルサイズは無料の「高画質」を選択しています。本来の画像サイズからリサイズされて小さくなりますが、A4サイズくらいまでなら鮮明な画質でプリントできることも確認済みです。

　「Googleフォト」を使っていて楽しいのが、勝手に画像を加工したり、ムービーを作ってくれたりする機能。天候が悪くてイメージ通りの色調で撮れなかった写真の彩度を上げてくれたり、連写した写真をつなげてGIFアニメーションを作ってくれたり、旅行中に撮った写真や動画をピックアップしてムービーを編集してくれたり……。それらが機械的に行われたとは思えないほど、いい感じに仕上がっているんですよ。

「Googleフォト」が勝手に作ってくれたGIFアニメーション

「Googleフォト」が勝手に編集してくれた写真

元の写真は、こんなに地味な色調だった

人物だけに色を残して、背景をモノクロに。これも勝手に編集されたもの

　そんなことを職場の部下と話していたら、彼らは、僕以上に「Googleフォト」を使いこなしていました。デジカメで撮った写真もアップロードして写真を自動分類させたり、顔認識を用いて、子どもの成長記録を動画にしたり……。赤ちゃんの頃から、ちゃんとその子だけを見分けてくれるそうです。

　僕は、最近まで自動的にアレンジされる写真やムービーを見るだけで満足していたのですが、それらは「Googleフォト」アプリの編集機能の提案でもあるんですよね？　つまり、手動でも簡単に写真の見栄えをアップしたり、ムービーを作ったりできるんだと。

　というわけで、ムービーを作ってみました。手順はとても簡単で、「Googleフォト」に保存された写真や動画を最大50ファイルまで選択して、「作成」をタップするだけ。それだけでムービーが作成されますが、ファイルの並び順や再生時間を変えたり、音楽を変更したりすることも可能。なお、自動で作成されたムービーも同じように編集することができます。

「Googleフォト」アプリの「アシスタント」→「ムービー」に進んで、「新しいムービー」をタップ。ちなみに「犬のムービー」も試してみたが、選択した犬が写っている写真だけが自動でピックアップされた

写真や動画ファイルを選択して、「作成」をタップ

写真の再生時間や音楽が自動で設定されたムービーが提案される

ファイルごとの再生時間を調整したり、音楽を変更したりといった好みのカスタマイズを行ってから「保存」をタップ

　画質は良いとは言えませんが、解像度はフルHD（1980×1080）なので、スマホやパソコンの画面で楽しむには十分だと感じています。なお、自動で作成されたムービーを編集したい場合は、再生画面の右下のアイコンをタップしましょう。

画面右下の「編集」のアイコンをタップすると、ムービーに画像ファイルを追加したり、再生順を変更したりするなどのカスタマイズが可能

　「Googleフォト」は、同じ人物の過去の写真を引っ張り出して、「過去と現在」といったコラージュなども作ってくれます。長く使うほどに面白い発見がありそうなのですが、ちょっとだけ心配しているのが、いつまで無料で使えるのか、ということ。もし、Googleさんが無料で保存できる容量に制約を設けたり、ファイルサイズを落としたりしたら……。無論、そんなことはないと信じていますよ。