みんなのケータイ

ワンナンバーフォンを買ってみた

【ワンナンバーフォン ON 01】

 NTTドコモの冬春モデルが発表されましたが、2年ぶりにフィーチャーフォンが登場したり、小型の(スマホじゃない)端末が発表されたりと、夏モデルと比べて豊富なバリエーションが用意されたように感じられます。

 スマートフォンでは気になる機種が意外と多く迷ってしまっているのですが、スマートフォンの子機として利用する小型端末「ワンナンバーフォン ON 01」も気になり、26日に発売されたので購入してみました。

ワンナンバーフォン ON 01

 ワンナンバーフォンはドコモの提供する「ワンナンバーサービス」に対応したアクセサリー製品で、親機とするスマートフォンに挿したドコモのSIMカードと同じ電話番号を子機となるワンナンバーフォンのeSIMに書き込み、同時に着信が可能となるものです。

 ワンナンバーサービス自体は昨年から提供されており、iPhoneとセルラー版Apple Watch Series 3/4の組み合わせで利用することができるものだったのですが、今回親機としてAndroidを利用できる子機が発売されたということになります。

 筆者は特段電話を頻繁に掛けるというわけでもなく、たまに着信があるくらいという具合なのですが、電話を受けるスマートフォンの電源が入っていなかったり、別のSIMカードを使っていたりという時に着信があると出られない、というのを回避できるだろうと考え購入を決めました。おそらくターゲットとされている方々とは異なる使い方をすることとなってしまうのですが、もともと小型端末が好きだったので買ってみたくなってしまったのです。

化粧箱の外観はシンプルで、内容物も本体とスタートアップガイドと最小限
ワンナンバーフォンと親機にしたGalaxy S9+、一般的なプラスチックカードと大きさを比較

 本体を設定し、親機のスマートフォンの電源を切って電話をかけてみたところ問題なく着信できました。普段、携帯での通話はアプリを利用して自動で録音するようにしているのですが、それができないのは仕方がないと割り切るしかないところですが、これで電話を取り逃すことも少なくなりそうです。

Google Playストアからワンナンバー設定アプリをダウンロードし、アプリ内でワンナンバーフォンとのペアリング、ワンナンバーサービスの申込み、eSIMへの書き込み、電話帳の転送まで完結させろことができる

 通話以外の機能面に着目すると、電卓やアラームといった機能も備えています。設定で待受画面の電卓モードをオンにすると、直接電卓を利用できるのは地味にうれしいですね。

ガラケーの電卓を思い出す操作感
電卓モードをオンにすると、電卓のキー操作に対応する
待受画面の時計レイアウトは4種類あり、もちろん普通の時計もある

 ドコモから今後発売される小型端末の「カードケータイ」と選ぶとしたらどちらがいいか、となるとこれはまた迷うことになるのですが、同じ電話番号を他のアクセサリーで使用することができるというのは意外と便利に感じました。

 ワンナンバーサービスの利用には登録手数料として1回につき500円、そして500円の月額使用料がかかりますが、この登録手数料は11月30日までは無料になるので、ワンナンバーサービスを試してみるいい機会でもあるかと思います。