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iPhone 8がQi対応? じゃあGalaxy S8でもワイヤレス充電するぞ
【Galaxy S8 SCV36】
2017年11月7日 06:00
石川さんの先日の記事を拝見しまして、「うーむ、iPhone 8がワイヤレス充電対応したのは、意外とインパクト大きそうなのか。じゃあ、Android使いの私だけど一度真似してみよう!」と一念発起。なかば勢いでワイヤレス充電器を購入してしまいました。「WIRELESS CHARGER CONVERTIBLE」(品番はEP-PG950B)という製品で、サムスン製Galaxy端末シリーズの純正オプション的な位置付けです。お値段は秋葉原のヨドバシカメラで7210円(10%ポイント還元あり)でした。
購入の決め手は、愛用中のGalaxy S8に正式対応しているところ。また、Qi規格対応のワイヤレス充電器としても動作するので、将来的なスマホ買い替え後も長く使えそうです。
CONVERTIBLEの名の通り、充電器本体はフラット状態とスタンド状態を簡単に切り替えられます。当然、スタンド状態にしたときのホールディング感もはGalaxy S8ならバッチリでした。
製品紹介ページだけでは分かりづらいところを幾つか補足しておきましょう。まず、ケーブルは脱着できますが、その充電器側のポート仕様はUSB Type-Cとなっています。そして製品パッケージにはUSB-ACアダプターとUSB Type-Cケーブル(反対側はA型のUSB端子)も同梱されています。約7000円と少々お高めな製品ですが、これらの同梱品を考えれば意外とリーズナブルかもしれません。
ちなみに同梱USB-ACアダプターの仕様は、定格出力がDC 9.0V/1.67Aおよび5.0V/2.0A。Quick Charge関連のロゴ表記などはありません。なお、プラグ部分の折りたたみは不可。USBのA型端子の向きが横側とやや特殊なので、詳しくは写真でチェックしてみてください。
そしてもう1つ。形状からはなかなか想像しづらいですが、WIRELESS CHARGER CONVERTIBLEには空冷ファンが内蔵されている模様です。基本的には充電中のみファンが回る仕組みのようですが、本体裏面のスリットに手を当てると確かに風の流れを感じます。ただ、風切り音はかなり小さいため、店頭デモなどではちょっと気付きづらいかもしれません。
肝心の充電機能ですが、1週間程度使用した限りは特にミスも発生しておらず、その点は一安心。夜、知らない間にスタンド部からずれ落ちてた……という事態には遭遇していません(少なくともいまのところ、は)。また、充電器本体のパイロットランプを見れば、充電が確実に実行されているか、遠目からも確認できます。
課題はやはり充電時間ですね。下のスクリーンショットをご覧頂くとわかるように、同じ充電器・同じケーブルを使っても、WIRELESS CHARGER CONVERTIBLEをかませるかどうかでだいぶ充電時間が変わってきてしまいます。
ただ、ケーブルを挿さずにスタンドに立てかけるだけで充電できるというのは、やはりスマートでいいですね。例えば、駅の改札を通るのに、切符があれば十分な訳ですが、それでもSuicaのほうが便利に感じてしまう……そんな心境の差を生むと言いますか。あったらあったで間違いなく嬉しいのがワイヤレス充電でしょう。
想像するに、ワイヤレス充電器のベストポジションは「内勤者のオフィス机の上」でしょうか。朝の出勤時にスマホを置き、昼休みや会議といった離席のたびに持ち出し、そして戻ったら置き直す。あまりこまめに充電しすぎると、長期的な意味でのバッテリーの寿命に影響しそうな気配はありますが。
もう少し技術が進歩したなら、カフェの机にワイヤレス充電機能を仕込むのはもちろん、ぜひ車載ホルダーにもワイヤレス充電機能を組み込んでほしいものです。スマホのカーナビアプリ利用の幅がグッと広がりそうです。