伊藤大地: NTTドコモ F-01A
今年は良くも悪くもiPhoneに振り回された1年だった。
INFOBAR2→発売日にiPhoneに鞍替え→iPhoneの電波強度と不安定さ、バッテリの持ちに悩まされ、8月1日に解約し売却→F906i購入→iPhone 2.1の改善ぶりを見聞きし再度iPhone購入→F906iをF-01Aに機種変更……といった具合に、2度もiPhoneを買った。
iPhoneには一度使ったら手放せない魅力がいくつもある。それと同時に、未成熟な部分も山ほどある。僕にとってiPhoneは仕事も遊びもベッタリつきそう、いわゆる“伴侶”ではない。どちらかというと、抗しがたい魅力と、不安を抱かせる部分を兼ね備えた“小悪魔”的な存在である。
小悪魔との遊びに疲れて帰る先が、F-01Aというこの上ない伴侶だ。どっちか一台を選べ! と言われたら、当たり前ではないか。伴侶を選ぶに決まっている。
まったくストレスを感じさせないサクサクの動作と、水に濡れてもびくともしない防水ボディ。まったく意識することなく、歩数を数えて消費カロリーをカウントしてくれる歩数計機能。気になる生中継をチェックできるワンセグ、そして今やなくては暮らせない、というほど依存しているおサイフケータイ。特に文字入力環境は、ATOKの予測変換にサクサクの動作速度が相まって、iPhoneと比べものにならない快適さだ。
さすがにテキスト中心のメニュー構成なんかは古い世代を感じさせるが、安心感とスピードという、レガシーにはレガシーの良さがある。
このほかにも、“数字キー+方向キーの上”でタイマーが設定できたり、待受画面から一発で好みの機能にアクセスできるショートカット機能があったり、とにかくかゆいところに手が届く機能が満載で、マニュアルを読むたびに新しい発見がある。
というわけで、小悪魔に振り回された私を、やさしく癒してくれたF-01Aを今年の一台としたい。
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