レビュー

「NuAns NEO [Reloaded]」ミニレビュー(編集部関口)

モバイルSuica、使ってみました

 「NuAns NEO[Reloaded]」は、トリニティが6月9日に発売したSIMロックフリーのAndroid 7.1搭載スマートフォン。バックカバーの着せ替えができるデザインが特徴で、おサイフケータイ、生活防水、指紋認証に対応する。本体に相当する「CORE」の価格は4万9800円(税込)。

編集部・関口

 「NuAns NEO[Reloaded]」は、おサイフケータイに対応している。SIMロックフリーのスマートフォンでは、まだまだ限られた機種でしか採用されていない機能であり、バックカバーの着せ替えや指紋認証などに加えてサポートされているというのは、かなり魅力的に感じる人も少なくないはず。

 もちろん、JR東日本の「モバイルSuica」にも対応しており、フィーチャーフォン時代からのモバイルSuicaユーザーの筆者もさっそく試してみることに。

 手順はいつも通り簡単で、もともと使っていた機種でいったん機種変更の手続き(ユーザーデータ移行の手続き)をしておき、「NuAns NEO[Reloaded]」にインストールしたモバイルSuicaのアプリで同じアカウントを使ってログイン、機種変更先とするだけ。今回はSIMカードを交換せず、元々の機種には大手キャリアのSIMカード、「NuAns NEO[Reloaded]にはMVNOのSIMカードを入れた状態だが、もちろんそのあたりは関係なく利用できる。

 「NuAns NEO[Reloaded]」を改札にかざすなら、だいたい端末の中央あたりを意識しておく感じになる。ちなみにおサイフケータイの多くには一番アンテナ感度が高いあたりにロゴマークが配されているが、一見すると「NuAns NEO[Reloaded]」のバックカバーにはそれらしきものはない。実は、「NuAns NEO[Reloaded]」のバックカバーを外し、背面のICカード収納エリアのあたりを見ると、おサイフケータイのロゴがあり、そのあたりをかざせば良いことがわかるようになっている。

 使い勝手はいつものおサイフケータイ、いつものモバイルSuicaと同じ。当たり前と言えば当たり前なのだろうが、機種によるばらつきがなく、「使い勝手はいつも通り」と言える品質を保てているおサイフケータイという仕組みや、企業規模としては決して大きくはないトリニティが取り組んだことに思いを馳せると、「NuAns NEO[Reloaded]」が少し違う輝きを持つように思えるかもしれない。