App Annie月間アプリランキング
2015年10月:スマホアプリでも読書の秋
~「ジャンプ+」が収益ランキングに登場~
(2015/12/16 11:48)
秋も終わりにさしかかり、本格的に寒くなってきました。以前と比べて室内で過ごす時間も増えてきたとは思いますが、自分の趣味に合うアプリがあれば楽しく過ごせます。アプリを探す方法はたくさんありますが、人気アプリから探すのも1つの手です。どんなアプリが今人気なのか、世界中のアプリ市場データと分析ツールを提供するApp Annie(アップアニー)のデータを用いて、2015年10月のランキングを分析してみましょう。
ゲームアプリの月間ランキング(2015年10月・国内)
まず、日本国内におけるゲームアプリのランキングから見てみましょう。ダウンロード数ランキング(左)のタイトルのほとんどが前月と入れ替わっています。
注目すべき点は、コンソール機またはモバイルゲーム機での人気シリーズが多いことで、1位には「モンスターハンター エクスプロア」、2位には「星のドラゴンクエスト」、8位には「FINAL FANTASY BRAVE EXVIUS」、9位は「妖怪ウォッチぷにぷに」が並んでいます。これらのシリーズは家庭用ゲーム機でファン層を確立しましたが、アプリにより、新しいファン層の開拓やファンとの結びつき強化を実現できたのではないかと考えられます。
他プラットフォームで既に人気を確立しているゲームをアプリ化するトレンドは世界ランキングでも見られ、アプリビジネス成功の近道と言えるかもしれません。
一般アプリ(ゲームを除く)の月間ランキング(2015年10月・国内)
続いて、日本国内における一般アプリ(ゲームを除く)の月間ランキングです。
無料ダウンロード数ランキングではAppleのアプリの人気が引き続き安定しています。一方、収益ランキングを見ると、8位の「少年ジャンプ+」はランキング圏外から3つ順位を上げてのランクインになりました。
同アプリの収益ランキング(日次)の推移を見ると、1週間サイクルで波があることがわかります。これは、人気少年漫画雑誌『週刊少年ジャンプ』が毎週月曜日に発売されるため、最新号の購入が週のはじめに集中することが関係しているのではないでしょうか。
アプリランキングはこのように、アプリの外の出来事と結びつけて分析してみるとさまざまな示唆が得られます。最近は色々なアプリのテレビCMを目にすると思いますが、アプリランキングの推移を見て、その効果をチェックしてみるのも面白いかもしれません。