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【熊本地震】16日未明から震度6以上が連続、携帯エリアにも被害

安否確認は伝言板サービスの活用を

 4月14日夜に続いて、16日未明には1時25分頃の震度6強をはじめとする、震度6以上の地震が熊本県や大分県を中心に連続して発生した。16日午後も震度3以上の地震が続いている。各社の携帯電話エリアには被害が発生しており、音声通話を含むサービスでつながりにくいエリアが出ている。

※4月18日以降の続報は別記事を参照していただきたい。

 16日午後の時点では救助・復旧作業も続いており、被災地の外からの不要な音声通話の連絡は避け、安否確認はデータ通信やアプリを使う各社の伝言板サービスなどの利用が推奨される。各社のWi-Fiスポットでは、SSID「00000JAPAN」が無料で開放されている。伝言板サービスの概要は記事後半にまとめている。

NTTドコモ

 16日11時43分時点の情報として、通信障害が発生しているエリアは以下の通り。

 熊本県の阿蘇郡高森町・南阿蘇村、阿蘇市、宇城市、菊池郡菊陽町、菊池市、熊本市西区・中央区・南区・北区、上益城郡益城町・御船町・山都町、上天草市。大分県の日田市。

 発生日時は16日1時25分頃から。原因は地震の影響による停電または伝送路の故障。

 同社は復旧エリアマップを公開しており、つながりにくいエリアは地図上でも確認できる。

【追記 2016/04/16 21:00】
 16日15時30分時点の情報で、通信障害が発生しているエリアは以下の通り。

 熊本県は、熊本市中央区、阿蘇郡高森町・南阿蘇村、阿蘇市、菊池郡大津町、上益城郡御船町、上天草市。大分県は、日田市。

KDDI

 16日11時時点の情報として、通信障害が発生しているエリアは以下の通り。

 熊本県は阿蘇市赤水、阿蘇郡南阿蘇村・高森町・小国町。大分県の由布市湯布院町湯平、玖珠郡九重町。

 発生日時は16日1時25分頃から。原因は地震の影響。

【追記 2016/04/16 21:00】
 16日15時時点の情報で、通信障害が発生しているエリアは以下の通り。

 熊本県は、阿蘇市赤水、阿蘇郡南阿蘇村・高森町・小国町。大分県は、由布市湯布院町湯平、玖珠郡九重町。

ソフトバンク

 16日7時時点の情報として、通信障害が発生しているエリアは以下の通り。

 熊本県の阿蘇市、阿蘇郡小国町・高森町・南阿蘇村、菊池郡大津町。大分県の玖珠郡九重町。

 発生日時は16日2時頃から。原因は地震の影響による停電または伝送路の故障など。

【追記 2016/04/16 21:00】
 16日18時時点の情報で、通信障害が発生しているエリアは以下の通り。

 熊本県は、阿蘇市、阿蘇郡小国町・高森町・南阿蘇村。大分県は、玖珠郡九重町。

伝言板サービスなど

 安否確認に使う伝言サービスは3キャリアが自社のWebサイトで案内している。登録された情報は3キャリアで共有されている。

 災害用伝言板サービスで安否情報を登録する場合は、「無事です」などのステータスと、全角100文字(半角200文字)でコメントを入力できる。離れた場所にいる人が確認する場合は、相手の電話番号を入力する。

 テキストメッセージのほか、ボイスメッセージを扱う「災害用音声お届けサービス」も各キャリアで用意されている。

 NTT東西が提供する「災害用伝言板(web171)」、NTTレゾナントの「J-anpi」はMVNOのユーザーなども利用可能で、登録された情報は携帯3キャリアと連携している。「J-anpi」はGoogleのパーソンファインダーの登録情報も参照できる。

 Googleからは安否確認ツールとして「パーソンファインダー」が提供されている。パーソンファインダーに登録された情報は「J-anpi」にも送信される。

太田 亮三