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混雑時のつながりやすさ向上、ドコモのネットワーク仮想化技術が完成
2016年3月から運用開始、複数ベンダーのソフトが動作可能
(2016/2/19 18:50)
NTTドコモは、混雑時のつながりやすさを向上させるネットワーク仮想化技術の開発を完了したと発表した。複数ベンダーのソフトウェアが動作可能な仮想化技術は世界初としている。すでに商用ネットワークでの通信に成功しており、2016年3月から運用が開始される。
ドコモはネットワーク仮想化技術の導入により、災害などでの通信混雑時につながりやすさが向上する点をメリットとして挙げている。また、設備故障時にも通信の継続提供がより確実になるとする。新サービスの提供の迅速化、設備投資の効率化も見込んでいる。
ネットワーク仮想化技術の開発の完了に伴い、当初の予定通り、複数ベンダーのEPC(Evolved Packet Core)ソフトウェアが共通のハードウェアで使用できるようになっており、設備の利用効率の最大化を図っている。
ドコモはまた、ネットワーク仮想化技術の導入と同時に、物理ネットワーク上に複数の仮想ネットワークを構築してIPネットワークを柔軟に切り替えられるSDN(Software Defined Networking)技術も導入する。ネットワーク仮想化技術とSDN技術の連携で、ネットワーク仮想化技術の導入効果を最大化できるとしている。