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OCN モバイル ONE、ユーザー自身での開通作業を可能に

 NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は、MVNOサービス「OCN モバイル ONE」の音声通話対応SIMカードをMNPで契約する際に、電話が使用できなくなる期間を解消するサービスの提供を10月29日より開始する。

 それまで使用していた電話番号を引き継いだ形で契約できるMNP(モバイルナンバーポータビリティ)を利用し、「OCN モバイル ONE」の音声通話対応SIMカードを新規契約する場合、従来は申し込んでから手元にSIMカードが到着するまで携帯電話サービスが利用できない状態になっていた。

 これは、開通作業を行ってからSIMカードが発送されるために生じる状況で、こうした事態を回避するために、一部のMVNO事業者は家電量販店の店頭や自社運営のショップなどで即日開通サービスを提供している。

 OCN モバイル ONEでは、10月29日配送分から、SIMカード到着後の任意のタイミングでユーザー自身で開通作業が行えるようになる。同サービスは、「らくらくナンバーポータビリティ」の名称で提供され、ユーザーはWebサイトにアクセスして電話番号等の必要事項を入力することで開通作業が行える。

「らくらくナンバーポータビリティ」のイメージ

 また、音声通話対応のSIMカードを契約する場合、本人確認書類の提示が必要で、これまでは撮影した写真をWebサイトにアップロードしなければならなかった。10月29日申込分からは、SIMカードの配送時に配送員に本人確認書類を提示するという選択肢が用意される。その際に利用できる本人確認書類は「運転免許証」「パスポート」「健康保険証」「年金手帳」「在留カード」「特別永住者証明書」とされている。

本人確認の方法

湯野 康隆