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「Hybrid 4G LTE」対応、レノボ製の8型タブレット「Lenovo TAB2」

Lenovo TAB2

 ソフトバンクは、LTE対応のレノボ製8インチAndroidタブレット「Lenovo TAB 2」を発売する。日本のキャリア向けに同社が端末を投入するのは今回が初めてで、「戦略的な」価格設定で同製品を日本市場に展開していく計画としている。11月下旬発売予定。

 「Lenovo TAB 2」は、片手でも比較的持ちやすいコンパクトなサイズのレノボ製Android 5.0採用タブレット。画面占有率77%の狭額縁デザインで、1280×800ドットの8インチIPS液晶ディスプレイを備える。チップセットはMediaTek製「MT8735」で、1.3GHz駆動のクアッドコア。メモリは2GB、ストレージは8GB。メインカメラは500万画素、インカメラは200万画素。

 明るさとコントラストを向上させる画像処理エンジン「MiraVision」に加え、前面左右にステレオスピーカーを設け、低価格帯を想定した製品でありながら映像や音のクオリティにもこだわった。特に音質については、イヤフォンでの試聴時に最適な音質で再生する「BesAudEnh」、内蔵ステレオスピーカーでの再生に適した音質を実現する「BesLoudness」、擬似的に5.1chサラウンドを表現する「BesSurround」、Bluetooth経由で音声再生する際に劣化した音質を補完する「Lossless Bluetooth Audio」といった充実の機能を用意。「エントリークラスの端末でもリアルで迫力あるサウンド」(担当者)を提供するとしている。

 本製品はグローバル向けのLenovo TAB 2 A8をベースとしており、名称はほぼそのまま引き継いだ。ただし、メモリを1GB増量させた2GBとしており、メモリ容量が増えたおかげでNetflixのような高解像度動画配信をより快適、スムーズに閲覧できるとしている。さらに、国内に投入するにあたってSoftBank 4G(AXGP)もサポートした。

 通信機能では「SoftBank 4G LTE」「SoftBank 4G」(AXGP)の両方に対応する「Hybrid 4G LTE」をサポート。通信速度は「SoftBank 4G LTE」で下り最大112.5Mbps、「SoftBank 4G」で下り最大110Mbps。対応周波数(バンド)は、LTEが2.1GHz(B1)、1.7GHz(B3)、900MHz(B8)、2.5GHz(B41)、3Gが2.1GHz(B1)、900MHz(B8)。GSMも850/900/1800/1900MHzに対応する。LTE/3Gに対応しているが音声通話およびキャリアアグリゲーションには対応しない。

 バッテリー容量は4290mAh。プリインストールアプリは、Netflix、AppPass、とく放題、ブック放題、アニメ放題、パ・リーグLIVEなど。これらはソフトバンクのタブレットとして初めてプリインストールすることになる。

 最大64GBのmicroSDXC、無線LAN、Bluetooth 4.0に対応。防水、おサイフケータイ(FeliCa)、テレビ、赤外線などには非対応となる。大きさは約212.3×125.5×9.3mmで、重さは353g。ボディカラーはミッドナイトブルー、パールホワイトの2色。

ミッドナイトブルー
パールホワイト

太田 亮三

日沼諭史