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「LINE MUSIC」開始、定額制ストリーミングで20時間・30日間が500円~

150万曲でスタート、トーク画面で直接再生も可能

 LINE MUSIC株式会社は、定額制でストリーミング型の音楽配信サービス「LINE MUSIC」を開始した。利用料は20時間または30日間で500円(税抜、以下同)、利用時間無制限で30日間が1000円となっている。4割引になる学割も用意される。6月11日~8月9日までの2カ月間は、トライアルキャンペーンとして「LINE MUSIC」のすべての機能を無料で利用できる。

「LINE MUSIC」
料金

トークで直接再生も

 「LINE MUSIC」は、定額制でストリーミング型の音楽配信サービス。利用には「LINE MUSIC」アプリを使用する。ラジオ型ではなく、ユーザーが好みの楽曲を選択して聴くことができる。プレイリストを作成できるほか、特集やランキングも提供される。

 「LINE MUSIC」アプリ上だけでなく、「LINE」のトークでも楽曲やプレイリストの情報を送ることが可能。トーク・タイムライン上では「LINE MUSIC」アプリを介さず直接再生できる。未課金のユーザーでも1曲につき30秒間の試聴ができる。

 「LINE MUSIC」で楽曲を配信するアーティストは、LINE公式アカウントの開設も進められる。スタート時で102組のアーティストが公式アカウントを開設しており、「LINE MUSIC」アプリ内のアーティストページからリンクされるほか、公式アカウントから楽曲配信などの情報が発信される。

「LINE MUSIC」アプリ
トークでのシェア(イメージ)

150万曲でスタート、2015年内で500万曲に

 サービス開始当初は邦楽、洋楽、K-POP、アニメ、ボーカロイドなど幅広いジャンルから、ヒットチャートや新譜をベースに、28のレーベル・プロダクションから150万曲をラインナップ。楽曲数は、年内に500万曲以上、2016年には3000万曲以上のラインナップを目指すとしている。

 配信品質は、ビットレートが最高320kbpsで、192kbps、64kbpsの3種類を、高、中、低として選択可能。ネットワーク環境に合わせて自動でビットレートを選択する設定も可能。キャッシュの使用の有無や音質も設定でき、繰り返し再生する場合に通信量を抑えることが可能になっている。なお、料金プランの確認で通信を行うため、キャッシュからの再生はオフラインでは行えない。

Webブラウザ版も7月に提供予定

 「LINE MUSIC」は、7月中を目処にWebブラウザ版の提供も行う予定で、パソコンからでも、楽曲の再生やプレイリストの作成が行えるようになる。

LINE MUSICとは

 LINE MUSICは2014年12月に設立された音楽配信サービスの会社。エイベックス・デジタル、ソニー・ミュージックエンタテインメント、LINEの3社が共同出資した合弁会社で、ユニバーサル ミュージックの資本参加も予定されている。

太田 亮三