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パッティングまで対応、エプソンのゴルフスイング解析システムに新モデル

5つの解析機能でパターを詳細分析、スマホで確認可能

 エプソンは、スマートフォンと連携してゴルフスイングを解析できる「M-Tracer For Golf」に、従来のスイングの解析に加えてパッティングの解析まで対応した新モデル「MT500GP」を6月16日に発売する。「MT500GP」の価格はオープン価格で、直販サイトでの価格は3万4800円(税別、以下同)。Android、iOS対応のアプリは、既存のスイング解析アプリに加えてパター解析アプリが提供される。パッケージには通常のアタッチメントのほか、パター用アタッチメントが同梱される。

「MT500GP」
「MT500GP」装着イメージ

 「MT500GP」は、平均スコア100前後のアベレージゴルファーや、さらにスコアアップを目指す上級者に向けたスイング解析システム。小型・軽量のセンサーをクラブやパターに装着し、解析に必要なデータを計測、スマートフォンアプリで結果を確認できる。

 既存モデルのユーザーから要望が多かったというパッティング解析について、5つの解析機能で3D画像表示を行い、視覚的にわかりやすく結果を確認できる。スイング解析と異なることから、エプソンが契約するプロと共同で解析項目が調整された。

 具体的には、「総合解析」ではストローク軌跡が3D画像で表示されるほか、「方角解析」でフェース角とスクエア度、「打点解析」でパターの重心と打点との距離、「ストローク解析」でバック幅とスピード、「ライジング解析」でロフト変化量とアタック角が解析される。

 解析結果はスコア化されて表示され、高得点を目指すといった利用も可能。パッティングの距離を設定すれば難易度が変化するほか、パタータイプを設定することで芯を捉えているかといった正確な解析が行える。

 従来モデルで提供されているショットスイング解析アプリも利用できる。

 今後は、協賛契約を締結したレッスンプロ3名の技術協力により、サービス面の強化も図られる。

「総合解析」のストローク軌跡
「方角解析」のフェース角とスクエア度
「打点解析」のパター重心と打点との距離
「ストローク解析」のバック幅とスピード
「ライジング解析」のロフト変化量とアタック角

既存の「MT500G」「MT500GII」にも対応

 既存モデルである「MT500G」「MT500GII」向けにも、パター解析アプリのアプリ内課金で「MT500GP」との差額相当(税込5000円)を支払う形により、有償アップグレードとしてパッティング解析機能を利用できるようになる。この場合、パター用アタッチメント(1000円)は別途購入する必要がある。6月16日~8月31日は、お試し期間として無料でパター解析アプリを利用でき、9月1日以降はiOS、Androidのいずれかのパター解析アプリに課金を行う。

太田 亮三