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「superMHL」発表、8K映像や40W充電、新コネクターなどを策定

 MHLコンソーシアムは、MHLの最新規格「superMHL」を発表した。最大で8K解像度の映像をサポートするほか、新たにリバーシブルなコネクター規格も用意されている。

「superMHL」

 「superMHL」では、既存の「MHL 3」と比較して、新たに8K解像度で120fpsの映像をサポートする。また、カラー表示は最大48bitとなり、HDR表示にも対応。オーディオはDolby Atmos、DTS-UHD、3Dオーディオ、オーディオオンリーモードが新たにサポートされている。1つのリモコンで複数のMHL対応機器が操作できるようになり、充電機能は従来の10Wから40Wまで拡大。マルチディスプレイのサポートは従来の4台から8台にまで拡張されている。

 これまで通り、8チャンネルのオーディオ、Dolby TrueHD、DTS-HD、HDCP 2.2のサポートが行われている。また、従来のMHL 3/2/1の仕様と後方互換性を備えている。

 MHLではこれまで独自のコネクターを策定せず、機器に搭載されたUSBを兼用する形だった。「superMHL」では、USB Type-CやHDMIに加えて、32ピンでリバーシブルな独自のコネクターも策定している。

太田 亮三