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丸紅無線通信がMVNE事業に本格参入、ドコモ網のMVNOを包括サポート

 丸紅無線通信は、MVNE事業に本格的に参入すると発表した。

 MVNE(Mobile Virtual Network Enabler)事業は、MVNO事業への参入や立ち上げを支援する事業。丸紅無線通信はすでにMVNO事業を展開しており、一部の企業にはMVNEとしてサポートも行っている。

 同社では、ネットワークサービスから各種の端末の調達、プランの提供といった、導入から運用までのMVNO事業を包括的にサポートする体制が整ったとして、ドコモ網を利用したMVNE事業に本格参入する。

 丸紅無線通信では、さまざまなパターンが要望されるMVNO事業に対応できるとしており、多数の会員を抱える事業において、会員向けにLTE通信サービスを提供したり、M2M向けの閉域ネットワークで3G通信サービスを提供したりといった例を挙げている。

 同社は今後、丸紅グループ各社と連携したグローバルなMVNE事業を予定しており、ワンストップでボーダレスにMVNO事業を支援していくとしている。

 丸紅無線通信は、日本通信の法人向けの通信サービス事業を継承・展開する会社として、日本通信と丸紅の合弁会社という形で設立された。当初は丸紅が60%の株式を保有していたが、現在は丸紅が100%の株式を保有している。

太田 亮三