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10.5インチで最軽量の防水タブレット「ARROWS Tab F-03G」
(2014/9/30 11:49)
「ARROWS Tab F-03G」は、富士通製のAndroid 4.4搭載LTE対応タブレット。NTTドコモの2014年冬モデルの1つで、11月中旬に発売される予定。約10.5インチという画面サイズの3G/LTE対応モデルとしては最軽量のタブレットとうたう。各種割引適用後の本体実質価格は2万円台後半を予定している。
使いやすさの追求
ディスプレイに有機ELを採用し、色彩の鮮やかさを増した。発表会の展示会場では、前モデルと並べて同一の動画を比較再生し、特に緑や赤をはじめとする原色の鮮明さをアピール。解像度は2560×1600ドット(WQXGA)を実現した。このほか、富士通独自のヒューマンセントリックエンジンにより、ユーザーの年齢、周囲の環境を判別し、より見やすい表示に自動調整する機能を備え、ブルーライトカットモードも搭載する。
音声通話機能搭載端末にはマルチユーザー機能を提供しないというGoogleの方針により、マルチユーザーには非対応。ただし、標準デザインのホーム画面に加え、子供向けに機能を制限したユーザーインターフェイス「キッズスタイル」や、初めてスマートデバイスに触れるユーザーを意識し、大きなボタンなどを配したユーザーインターフェイス「かんたんスタイル」を用意しており、自由に切り替えて使用できる。
指紋認証機能も搭載しており、登録する指紋ごとに上述の異なるスタイルを割り当て、指紋認証によるログイン時にマルチユーザー風にユーザーインターフェイスを切り替えることも可能。なお、指紋の登録数上限は計12本分で、一般的な家族間で使うには十分としている。
日本語入力はジャストシステムと富士通が共同開発した「Super ATOK ULTIAS」を利用できる。従来の同日本語入力システム搭載機種と比べ、タブレットの大画面を活かせるよう手書き文字入力のインターフェイスを最適化するなど、細かな改善が施されている。
通信高速化、高音質化を実現
本体はIPX5/8、IP5Xの防水・防塵対応。フルセグを搭載し内蔵メモリやSDカードにテレビ番組を録画できる。アウトカメラは約810万画素、インカメラは120万画素。オーディオ機能についてはハイレゾにも対応する。標準のメディアプレーヤーで24ビット/96kHz以上のWAV/FLACフォーマットの再生に対応し、イヤフォン端子で高音質出力が可能。USB DAC経由での音声出力には対応しない。
ネットワーク機能では、3Gのほか最大受信速度150MpbpsのLTE通信に対応。無線LANは最大300MbpsのIEEE 802.11a/b/g/n/acとし、LTE通信と組み合わせたスムーズな通信切り替えや、Wi-FiとLTEの同時通信による高速ダウンロードが可能なマルチコネクションもサポートする。