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ドコモの「ARROWS NX F-01F」「GALAXY Gear」にソフト更新

 NTTドコモは、富士通製のAndroidスマートフォン「ARROWS NX F-01F」と、サムスン製のスマートウォッチ「GALAXY Gear」向けにソフトウェア更新の提供を開始した。

ARROWS NX F-01Fのアップデート

 F-01Fは、今回のアップデートにより、「docomo ID」認証に対応し、端末にdocomo IDを設定することができるようになる。これにより、docomo IDを端末に設定すれば、対応サービス利用時にdocomo IDの入力が不要になる。

 このアップデートにより同時に更新されるアプリは、2013年11月時点で「ドコモ電話帳」「iコンシェル」「データ保管BOX」「ケータイデータお預かりサービス」「ドコモクラウド設定」「docomo Application Manager」。別途更新が必要になるアプリは「ドコモメール」「iチャネル」「フォトコレクション」「メール翻訳コンシェル」「i Bodymo」「ビジネスmopera あんしんマネージャー」「ショッぷらっと」。

 Wi-Fiオプションパスワードもdocomo IDに統合される。これにより上記の対応サービスアプリをWi-Fi経由で利用する際、docomo IDを設定する必要がある。また、Wi-Fiオプションパスワードのユーザーもdocomo IDを改めて設定する必要がある。

 このほか、端末を紛失した際に、パソコン(My docomo)から回線を指定して、遠隔操作で端末初期化およびSDカードのデータを消去できる「遠隔初期化」サービスに対応する。

 さらに、新「ドコモバックアップアプリ」の提供を開始する。SDカードへバックアップが可能な項目のうち、音楽、ブックマーク、通話履歴、ユーザ辞書について、データ保管BOXへのアップロードで、バックアップができるようになる。

 これらの機能更新のほかに、「おサイフケータイ」関連のアプリが正常に起動できない場合がある事象が改善される。

 更新は手動による、ネットワーク経由で行う。「設定」→「端末情報」→「Androidバージョンアップ」→「バージョンアップを開始する」をタップして行う。更新にかかる時間は約12分。アップデート後のソフトウェアバージョンは「V27R56A」になる。なお、更新中は他の操作が行えない。

「ARROWS NX F-01F」

GALAXY Gearの不具合解消

 一方のGALAXY Gearは今回のアップデートにより、スマートフォンと接続しアラームを設定すると、アラームが鳴動しない不具合が改善される。

 アップデート方法は、スマートフォンと接続して行う方法と、パソコンと接続して行う方法がある。スマートフォンと接続して行う場合、専用アプリ「Gear Manager」をインストールしたスマートフォンと同端末を接続し、スマートフォンの「Gear Manager」→「Gearソフトウェアの更新」から、画面の案内にしたがって操作する。またパソコンと接続して行う場合、専用ソフト「Samsung Kies」を利用する。あらかじめ「Samsung Kies」をインストールしたパソコンと同端末を接続して行う。なお、パソコン接続による更新はWindows OS搭載のパソコンのみ対応する。

 更新にかかる時間は、スマートフォンで行う場合は約5分、パソコンで行う場合は約8分。アップデート後のビルド番号は「V700XXUAMJ9」となり、「設定」→「Gearの情報」→「Gearについて」→「ソフトウェアバージョン」で確認できる。更新中は他の操作が行えない。

「GALAXY Gear」

川崎 絵美