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アディダス、心拍計内蔵の腕時計型デバイス「miCoach SMART RUN」

 アディダス ジャパンは、手首で計測できる心拍計を内蔵した、トレーニング用の腕時計型デバイス「miCorch SMART RUN」を11月15日に発売する。アディダスの直営店およびオンラインショップで販売され、12月1日からはアディダス取扱店でも販売される。価格は4万7250円。

「miCorch SMART RUN」

 今回発売される「miCorch SMART RUN」は、トレーニングを楽しむ人のパフォーマンス向上を目的に開発されたというデバイス。「Mio LED 光学センサー」により、手首に装着するだけで心拍を計測できるほか、タッチ操作対応のカラー液晶で、時計やトレーニング内容の確認などを行える。

 トレーニングのメニューはパソコンのWebサービスとして利用できるアディダスのサービス「miCorch」と連動。Wi-Fiを利用して「miCorch SMART RUN」にデータを転送する。心拍計と合わせてGPSによりトレーニングデータを収集でき、音楽再生機能も備えている。

 心拍計と加速度センサーを内蔵していることで、心拍トレーニングの進捗に合わせてペースアップやペースダウンといったリアルタイムのナビゲーションが、バイブレーションや音声などで案内される。この際、音声での案内および音楽再生の音は、Bluetoothで接続されたイヤホン(別売)から出力される。トレーニング中の音声ナビゲーションは、男性、女性の声を選択できるほか、アディダスと契約しているプロスポーツ選手の音声も選択できる。

 ケースはステンレス製で、裏蓋はマグネシウム製。風防は独自に強度を高めた「ハイ・パフォーマンス ゲリラガラス」。ベルトはシリコン製。防水はIPX7、1気圧防水。

 ディスプレイは1.45インチ、184×184ドットのTFTカラー液晶。内蔵ストレージは4GBで、音楽用は3GB。端末はOSにAndroid 4.1が採用されているが、スマートデバイスのように使うことはできず、トレーニングに特化した内容になっている。通信機能は無線LANとBluetooth 4.0(音声案内、音楽再生用)。

 リチウムポリマー充電池を内蔵し、駆動時間は「マラソンモード」(GPS計測を5秒毎、音楽再生利用)で約8.5時間、「ワークアウトモード」(GPS計測を1秒毎、音楽再生利用)で約4時間、時計のみを利用する「カジュアルモード」で約336時間(14日)。内蔵充電池は4時間で満充電になる。充電はmicroUSBケーブルで行い、充電時には充電ステーションを本体の裏側に装着する。

 大きさは幅が48.4mm、ベルトを含む長さが263.1mm、厚さが15.6mm。重さは80.5g。

太田 亮三