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ベビーモニターなど子育てのサービスをセット「子育てサポート」

ベビーモニター

 「子育てサポート」は、スマートフォンを活用し、赤ちゃんを映し出すベビーモニターや写真共有サービスなどで子育てを支援するというコンセプトの新サービス。2014年1月下旬以降に提供予定。

 据置型の広角HDカメラを内蔵したベビーモニターとスマートフォン専用アプリを組み合わせ、宅内の別の部屋や外出先からカメラの映像を確認できるようになっている。赤ちゃんの近くにベビーモニターを置いておくことで、現在の赤ちゃんの様子をリアルタイムに確認できる仕組み。

 ユーザーが音量の閾値を設定して、その設定値を超えるとスマートフォンに通知する「泣き声検知」、内蔵の温湿度計を用いて一定温度以上になると警告を通知する「温度検知」、画面上で指定した範囲内で赤ちゃんが大きく動いた場合に通知する「動き検知機能」を備えており、保護者が近くにいない場合でもすぐに異常を知ることができる。

 内蔵のマイクでとらえた声をスマートフォンで聞ける機能を備えるほか、スマートフォンからベビーモニターのスピーカーを通じて声をかけることも可能。ベビーモニター本体はポリ塩化ビニルなど、赤ちゃんがなめても問題のない素材を用いており、安全性にも気を配った。ベビーモニターを据え置きするための脚と、壁にネジ止めして固定するためのアタッチメントが標準で付属する。

 ベビーモニターはWi-Fiにのみ対応し、スマートフォンで3Gネットワークなどからアクセスした場合はベビーモニターの映像のビットレートを落とすといった負荷軽減も行う。また、映像をスマートフォン上で録画し、スマートフォンのメモリかクラウド上に保存できるようにすることも検討中。契約者本人以外の家族や両親などからのアクセスも可能で、複数ユーザーの同時アクセスを許容するかどうかは検討しているところ。ユーザーの声を聞きつつさまざまな機能追加や改善を随時進めていきたいとしている。

 また「子育てサポート」の専用アプリでは、子育てに関する写真や成長記録を容量制限なしでクラウドに保存できる機能や、専門医に育児に関する無料の電話相談を行えるサービス、赤ちゃんの代表的な症状をQ&A形式で確認できるサービスを用意。他社と提携する形で、出産前に最適なレシピを紹介するコーナーや、安全に配慮した食材、子育ての必需品をアプリ内から購入できる機能も用意する。提携会社は現在検討を進めている段階とのこと。

 同サービスの利用料は月額840円。ソフトバンクのスマートフォンユーザーであれば契約でき、それ以外の家族や両親など「招待」したユーザーは、ソフトバンク以外のスマートフォンであっても同じアプリ・サービスを利用できるとしている。対応OSはAndroid 4.0以上。サービス開始当初はiOS端末には対応しない。

太田 亮三

日沼諭史