ニュース

2015年にはLTE-B、シード・プランニングが市場調査レポート発刊

 シード・プランニングは22日、市場調査レポート「2013-2014年版 スマートフォン、タブレット全盛時代とLTE-Bから5Gの展望」を発刊した。A4判273ページで、価格は16万8000円。同書では、2013年度携帯端末販売数4910万台のうち、3540万台(72%)をスマートフォンが占めると予測。また、LTE-A、LTE-B、LTE-X(5G)など、次世代通信技術の動向についても展望している。

 レポートによると、携帯端末の加入台数は2012年度が1億3172万台で、2018年度には1億7199万台に到達。スマートフォンの構成比についても、2012年度39%に対し、2018年度は77%にまで伸張するとの見方を示している。

 また、スマートフォンやタブレットの普及増加に伴い、基地局増設をはじめとしたネットワーク強化も急務となる。レポートでは「(キャリアの)収入増加がある一方で、設備投資を行わなければ利用者からの不満、反発を受け、ネットワーク増強に振り回されている」との表現もなされている。

 現在の通信方式は3GやLTEが主流だが、今後は第4世代方式である「LTE-Advanced(LTE-A)」や、2015年ごろには「LTE-Advanced Evolution(LTE-B)」が登場する見込み。第5世代方式の「LTE-X」も2020年ごろには登場するとみられ、レポートではこれら通信技術全般の動向にも言及する。

森田 秀一