ニュース

国内法人携帯市場、スマホ・タブレットとM2M市場が大幅増加

 シード・プランニングは、国内の法人携帯電話市場の動向を調査し、結果を明らかにした。調査期間は2013年3月~6月。

 同社が発表した国内法人携帯電話市場の調査によれば、法人契約の携帯電話は2012年度で累計2041万契約、携帯電話全体に占める割合は14.4%となった。2013年度の予測は、累計で2240万契約、携帯電話全体の14.9%。2017年度末には3300万契約、全体の18.2%にまで拡大すると予測している。

 携帯電話契約の形態別では、スマートフォンとデータカード・M2Mモジュールの増加が顕著になっている。スマートフォンは2012年度に490万契約で、2013年度は800万契約、2017年度には2012年度の約4倍となる1940万契約になると予測している。

 データカード・M2Mモジュールは、2012年度は710万契約、2013年度は800万契約と予測し、2017年度は2012年度の約1.9倍となる1360万契約を見込んでいる。一方、スマートフォンなどへの乗り換えが進んだ結果、フィーチャーフォンは2017年度には法人市場から姿が消えると予測している。

 調査ではこのほか、中小法人の需要を獲得する営業体制の動向なども報告されている。

国内法人携帯電話市場、形態別の契約数予測 出典:シード・プランニング

太田 亮三